第二話 目覚め
姫乃「う···うーん···あれ···ここは···?」
あれから数分後、姫乃が目を覚ました
堂間「おう、気がついたか」
姫乃「堂間···君?なんで···私は···」
堂間「えーっと···お前が階段で倒れてたから
ここまで運んだ···ってところだな···
あと、ここは保健室だ···」
姫乃「そ、それは···本当ですか···?」
堂間「そうだが?」
姫乃「そ、そうですか···良かった···」
堂間「は?なんで良かったー、なんだ?」
姫乃「あ、ごめんなさい···堂間さんは皆さんから
不良と言われているので···てっきり···その···」
堂間「うん、全部言うな察したから···」
姫乃「あ、はい···」
堂間(あいつら···明日あぶり出すか···)
姫乃「あ、あの···!」
堂間「ん、どうした?」
姫乃「あの、ありがとう···私を···ここまで
運んでくれて···」
堂間「お、おう···」
姫乃「堂間君って···ちょっと怖いけど···
優しいんだね」
姫乃は笑顔を見せた
堂間「···んなことねぇよ、人としてやっただけだ···」
姫乃「そっか···そうだよね···」
堂間「あーそうだ、姫乃···」
姫乃「そうだ!私そろそろ帰らないと!」
姫乃は急ぐように鞄をとった
姫乃「じ、じゃあまたね!堂間君!」
堂間「お、おう···」
姫乃は走って保健室をでた
堂間(···結局、聞けなかったな···まぁ、明日
聞けばいいか···)
堂間「俺も帰るか···」
堂間は保健室を出て校門へと向かう
カナ「あ!やっときたー!!」
堂間「うるせぇ、近所迷惑だわ」
カナ「まったくー、一体何処に行ってたのさー」
堂間「いやなんだ···先公に呼ばれたから行ってただけだ···」
カナ「ふーん、また喧嘩したんだ」
堂間「まぁな···」
カナ「はぁ、そんなに喧嘩やってると彼女出来ないぞーw」
堂間「やかましい」
堂間はカナにチョップした
カナ「いったー···痛いじゃないか!!」
堂間「ああ、痛くなるようにしたからな」
カナ「むー···!」
堂間「ったく、とっとと帰るぞ···」
カナ「あー!待ってよー!」
そして、カナと堂間はそれぞれの帰路につき別れた
堂間「ただいま···」
?「あ、アニキお帰りー」
彼女は白神雪、堂間の妹である
雪「今日帰り遅かったねー、何かあったの?」
堂間「いや、別に···」
雪「ふーん」
堂間「親父は?」
雪「寝てるよーお父さん、今日仕事大変だったみたい」
堂間「母さんは?」
雪「もう仕事に行った、ご飯は冷蔵庫の中にあるよー」
堂間「ん、てかお前宿題終わったのか?」
雪「とっくに終わってるよ、てかアニキの方が
勉強しないとダメじゃないの?」
堂間「お前よりかは成績良いから安心しろ」
雪「なにそれひどーい!」
堂間「事実だろ、ひどいもクソもないと思うんだが」
雪「もーアニキは意地悪なんだから···」
堂間「はいはい意地悪なアニキですよー···」
堂間はご飯を食べ、風呂も入り自分の部屋に向かった
堂間「·····」
堂前は学校で拾った謎の破片を取り出した
堂間(姫乃があの時目覚めた時は性格が別人だったが···
この破片が光だして姫乃の性格が元に戻った···
一体なんだったんだ··?)
堂間(いずれにせよ明日聞いてみるしかないしな···)
堂間「とりあえず、寝るか···」
堂間は破片を机の引き出しに入れ、眠りについた
続く···
ども、イオンです。第二話読んでいただきありがとうございました!
よろしければ感想など書いてくれると嬉しいです!
まだまだ未熟ですが頑張って書いていきたいと思います
では、次回もお楽しみに!