第2章 再開
第2章 再開
食材を買い終えた駿は満足そうにスキップしながら帰っていた。しかし、彼に不幸が訪れる!
「 うおっ! 」
岩に足が引っかかりそのまま前転を5 6回ほどした後壁に激突した。
「いてぇ! ・・・てっ、ああああああああああああああ!」
転けた衝撃て買った食材はグチャグチャに。もう、食べものかすらわからない。
「うおおおお!バカな!酷い、ひどすぎる、ニートにこの仕打ちはねーだろ!」
駿が絶望していた所に天使が舞い降りる。
「・・・あの? だいじょうぶ・・ですか?」
銀髪をなびかせ、弱々しい声 で駿を心配してくれる、天使 いや、その声の持ち主を駿は知っていた。
「君は、この前の・・・あの時はすみませんでした!」
駿のユニークスキルw土下座☆が発動した。
「あっ、俺は廣川 駿あの時は、本当にその 君を犯人だと勘違いして、・・・」
銀髪の子は駿の顔を両手ではさんで駿の言葉をさえぎり、
「私は 長野 雪・・・です。いいん・・ですよ。何か・・・じちょ・・事情があったんです・・ですよね?」
「ぷっ」
駿が少し笑う。それに気づいたのか銀髪の子は首を傾げながら問う。
「なんで・・・笑ってるん・・です?」
「いやっ、ごめん さっきさりげなく噛んだよね?」
「そっ、そんなことない・・です」
あまり、感情を顔に出してなかった銀髪の子は駿に噛んだことを指摘され、少し顔を赤めながら、駿の体に顔を埋めていた。
「はっはっ、ごめんって。」
と、なぜか周りから危ない人を見る目線を向けられてることに気づいた。そしてその理由はにも、
「あっ、ちょっ!君離れて、周りから完全に幼女をいじめている人みたいに見られてるから!」
「ひどい・・・です・・私15ですよ」
雪は両手で駿の体に非力なパンチを何回も食らわせる。
「ちょっ!まじで一旦離れて周りの目線が!痛いから!」
雪は少しにやっとすると、さらに泣き出したいや、嘘泣きをし始めた。
「 ぐすっ、駿さん ・・・お願いです 私を・・・捨てないでください・・何でもいうこと聞きますから・・・」
「えっえっ・・・エッチなこと・・でも」
さっき、幼女といった腹いせになのか?雪は大声でギリギリのセリフを言い出した。だが、やはり恥ずかしいのだろう、顔が尋常じゃないくらい、赤くなっていた。
「え!なに通報した方がいいかしら」と
周りから完全に不審者扱いされてる駿はあわてて雪に向かって、
「 さあ!雪 何か食べたいものはあるかな?」
優しいお兄ちゃんのように話しかける
雪は駿を許したのか、元気に
「うん!」と返事をする。
そして、2人は近くにあった 駿のいた世界でいう、ファミレスに近い店に入った。
「これとこれください!」
「君はどうする?」
「ぉ・・・同じので・・おねがいします」
注文したものが届き数秒後駿が話しだす。
「改めて自己紹介すると、俺は廣川 駿 転生者だ!」
「・・・?転生者?」
「おい?知らねーのか?」
雪は首を傾げながら駿を見つめていた。
「えーとだなぁ、要するに違う世界から来たってこと」
駿は少し、呆れぎみに雪に説明する。
「転生ちゃ・・・ 転生者て私たちと何が違うの?」
雪は顔を赤めながら噛んだのをいかにもかんでないかのように話しを続ける。それにもちろん、駿は気づいていたが頑張って笑いをこらえた。
「それはだな、転生者はお前たちが使う魔法の代わりに 能力を持ってるてことかな」
「どんな?」
雪は興味深々なのか顔を駿に近づけてきた。
「おっ 俺のは 魔力分析て言ってその場でどんな魔法が使われたか、またその人がどのような魔法を使うかがわかるていったもんだ。」
雪は駿の説明を聞き終わり、あわてて自己紹介を始める。
「私は・・・長野 雪 というもの・・・です」
「あの、先ほどは・・・すみません・・でした」顔を両手で隠しながら雪は謝ったが、駿は何のことかよくわからず、しばらくの間沈黙が続いた。
「あの? もしかして、・・・何に対して、謝っているのか、わかってないですか?」
「あぁ、全くわからない」
「ぷっ、」
銀髪をなびかせながら、無邪気に笑うその笑顔はまるで天使のようにかわいかった。だが、その笑顔に駿は少し不快に感じるものがあった。
と2人がたのしく話してるとこに勢いよく店のドアを上げ大声で声を出すものが現れた。
「おい!この中に銀髪の女はいねーか!」
店には雪を含め3人の銀髪の女の子がいた。
「うっ、駿さん!」
顔を隠すように雪は駿の後ろに隠れた。 すると、男が雪に気づいたのか、近寄ってきた、
「おい、そこのお前!」
「ひっ!」 雪はさらに、駿の後ろに隠れ 震えていた。
「雪に何をするつもりだ!」
と守ろうとした、駿だが背後から急に男が出てきて頭を殴られてしまう。
「くっ!透明化の魔法かっ・・・」
駿はそのまま意識を失ってしまう。そして、雪を含めた3人の銀髪の女の子と駿はそれぞれ別のところに隔離されてしまう。