未来
本編には出ません。本編よりも未来の話です。
アンドロイド
老いることなく、劣化することの無い知的生命体。
昔はオーバーテクノロジーにより、産み出されたと言われていたが今の世界ではその生命体が繁栄していた。
人間はどうしているのか?というと別段どうもせず休眠カプセルに入ることにより若さを保ち、夢の中で会い、それぞれが会話さえ出来る。日常と何ら変わらず過ごせる。そんな世の中。
世界にとって起きている人間は絶滅危惧種に認定され、保護の対象である。
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そんな世界で例外的に起きたままの珍しい人間が居た。
太郎である。老衰するまで起きて生きていた祖父の次郎じいさんと一緒に暮らしていた。
太郎はアンドロイドの学校に通っていた。人間というのを面白がられ興味深げに視られながら一生懸命に毎日を過ごしていた。それは単にじい様の言葉からであった。
「太郎。わしはな、皆の見ていない未来がどうなるのか最後まで見ていたいんじゃよ。」
そんな毎日の何気ない言葉を聞き、「じい様の見た世界を僕も!」と起きている事を選択した。
ありがとうございますm(__)m