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訪れ
木と泥ではどうする事もできない。
次の日 、木と泥は昨夜の大雨で完全になくな って。
私は帰ろうとした─────しかし、
………木と泥じゃ流れるぅ~木と泥じゃ流 れるぅ~木と泥じゃ流れるぅ~マイフェアレ デ ィ~ …………
昨日のと同じ声だ、あの悲しそうな声がまだ 脳裏に蘇る。
私は祖父母2人とその親戚をしばらく見ていた。
しばらくして、遂に動きだした祖父母らはどこかへと歩いていた。
さすがにあきらめたか‥‥私はそう思い少し安心した
───けど、祖父母らは戻ってきた。
私はさらに驚いた。
彼らは手にレンガと漆喰を持っていたのだ。
そして彼らは歌い出した……