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掃除の時間はボールにご注意を

莉子とは二組の教室の前で別れた。夏希が一組に戻ると教室の掃除担当の班が机を教室の後ろに移動し終えて掃除を始めていた。

教室の掃除は掃き掃除と拭き掃除の二つ班で行われている。その中から夏希の班員がいないか探すがその中には見当たらなかった。


これまでは冬里が引っ張って掃除場所まで連れて行ってくれていたのでそれについて行けばよかった。なのでどういう仕組みで掃除場所が割り振られているのかを夏希は知らない。

どうしたらいいのか分からずに困った夏希は自然と冬里の姿を探した。だか冬里は教室掃除の担当の班ではないようでその姿はない。


夏希にはそんなつもりはなかったが、この短い期間で随分と冬里に頼り切っていたようだ。

過剰なくらいかまってくるところが玉に瑕だが、面倒見のいい冬里は引っ込み思案の夏希にはちょうど良かったのかもしれない。


ずっと一緒にいて頼っていたツケがまわってきた。

転校して間もないので知らないと言ってクラスメートに聞けば教えてくれるだろうに、夏希は教室の入り口でオロオロするばかりであった。


「やっぱり居た。ほら、あなたはコッチ」

「わわっ」


突然後ろから声が聞こえたと思えば、その方向を振り向くよりも先に手を引かれ夏希は教室から連れ出されていた。


「まったく。あなたの姉からは掃除の場所の説明も受けなかったの?」


姉と言われて一瞬誰のことか夏希は分からなかった。けれどすぐに冬里のことだと思い至った。

もうクラスでは冬里が姉で夏希が妹と定着しているようだ。もし夏希が彼女の立場でも見た目が小さい方が妹と思うだろうし、冬里のように姉に拘るつもりはないので、もうそれを訂正するつもりはなかった。


「あ、えっと。七穂さんだよね?」

「うん。そう」


問いかけに短く返事をした女子生徒は七穂双葉。夏希と同じ五班の班員だ。

まだ彼女と夏希は一度も話したことはなかった。最低限班員くらいは覚えておかないと失礼かと思い、今朝の班割で書かれた席順のプリントを見たときに名前を覚えたばかりだ。


前を歩く双葉は早歩きで歩いているため腕を掴まれたままの夏希は小走りでついて行く。

そのまま階段を上ると女子更衣室を通り過ぎ、教室とは反対の特別教室が並ぶ校舎へ向かう。おそらく掃除場所まで案内してくれているようだ。


「あの、もしかして探してくれてたの?」

「べつに。先生から頼まれただけ」

「えっと。ありがと」

「だから先生に頼まれたからやってるだけだから感謝しなくていいし」


うしろを振り向かないので双葉がどういう表情を浮かべているのかは伺えないが歩くスピードが上がった。なにかまずいことを聞いてしまったと焦った夏希だったが、ついて行くのがやっとでそちらに気を回すことができなかった。


廊下の突き当たりにある教室まで歩いていき双葉が引き戸をあける。

教室の中にはいくつも調理台が並んでいた。その家庭科室で中ではすでに班の男子たちがすでにいた。ただし男子は掃除をしてはいなかった。


「ピッチャーびびってるうぅ」

「ヘイヘイヘイ」


箒をバットのように構えた武豊がピッチャーを煽る文句を言い、調理台に寄りかかって守備に就く春樹がそれに続く。授業のプリントを丸めテープで固めて作ったボールをピッチャー兼守備の五里が振りかぶって武豊に向って投げた。


「うらぁ!」

「あまいっ」


武豊が振った箒は見事ボールを捉える。守備の二人の頭上を越えてボールは家庭科室に入ったきた夏希を襲う。


「きゃあ!」


咄嗟に夏希は腕で顔を庇う。

しかし飛んできたボールがぶつかる衝撃はなく、恐る恐る夏希が目を開けると双葉がボールを掴み取っていた。


「ノォー! なんで捕るんだよ!」

「おお。ナイキャッ!」

「アウト! ナイスだ七穂!」


双葉がボールを捕ったことに驚き春樹と五里が称賛する。武豊はアウトとなり天を仰ぎ叫びながら悔しがっていた。


「まず香月に謝れや男子共!」

「おっふ」

『タケー!』


双葉が投げ返したボールは武豊の股間に着弾する。苦悶の表情を浮かべて崩れ落ちた。

床にうずくまり激痛と戦う武豊に駆け寄った春樹がその腰をトントンと叩く。五里はその姿を股間を押さえて竦み上がって動けなかった。


武豊に股間にボールが直撃した直後その場にいた男子は、男性なら一度は誰もが経験するであろうあの痛み思い出し顔をゆがめた。

夏希もその中のひとりである。すでに克服した身であれど思わず内股になってしまった。幸い全員の目は武豊に向っていたため夏希の不思議な行動を見ている人はいなかった。


「だ、大丈夫?」

「騙されたらダメ。香月は知らないだろうけど。あいつはいつもオーバーリアクションするから」

「そう、なのかな」


夏希のかけた声に武豊は無言で弱弱しく手を挙げて答えるが精一杯なのだが、双葉にはそれが演技であると切り捨てられる。

あれは決してオーバーリアクションなどではないと理解しつつも、女子の身であまり心配すると不審に思われるかもしれないと夏希はそれ以上なにも言えなかった。


「香月を危ない目に合わせたバツとして今週男子はずっと拭き掃除だから」

「ええ!」

「でもあれはタケがやっただけで」

「危険物のある家庭科室でふざけて遊んでいたことを大城先生に報告されたくなかったら黙ってさっさと雑巾とりに行く」


午前中にどこかの学年で調理実習があったのかシンクには水切りをしている食器類があった。その中には包丁もあり双葉の言う通りふざけていい場所ではなかった。


「くっ。おぼえてろー」


三下キャラのような捨て台詞を吐いて春樹と五里は、いまだ倒れている武豊に肩を貸して引きずるように雑巾を取りに教室に戻って行った。


「馬鹿どもが戻ってくるまでに掃き掃除終わらそう。きっとあいつら今度は雑巾がけ競争とかいいだす」

「あはは。やりそうだね」

「掃除ロッカーはあそこだから」


はじめて家庭科室に来た夏希に教室の隅にある掃除ロッカーを指差し教え、双葉はバットとして使われていた箒を拾い上げた。

掃除ロッカーを開けると長柄の箒とちりとりが一つずつ入っていた。夏希は箒を手に取ると掃き掃除を始めた。


思い返すと小学生時代に掃除で使う箒は全部短柄の箒だった。小学生の身長からすればそちらの方が使いやすいから当然だろう。

周りと比べ比較的成長が早かった夏希は高学年になる頃には中腰にならないと箒が掃けなくて使いづらかった。


中学生から長柄の箒が登場しだして、長柄の方が断然ラクで掃除がしやすかったが、掃除場所によっては短柄の箒と混在の所もあり誰が使うかで争いになることもたびたびあった。

じゃんけんで負け夏希より背の低い生徒が長柄の箒を手にしているときは納得がいかない出来事もあった。


「あの七穂さん」

「なに」

「よかったら箒を交換しませんか?」

「ん。いいよ」


この二度目の中学校生活では夏希が背の低い生徒の方である。

双葉から背が低い癖に長柄箒使ってるんじゃねえよ、と非難の目があったわけではない。ただ自身の身長とあまり変わらない長さの箒が存外使いにくかった。

快く双葉が交換してくれた短柄の箒は腕を振るだけで掃けるので、夏希にはちょうどいい長さであった。


「……」


夏希と双葉にそれ以降の会話はなく無言で掃除を続ける。この家庭科室の並ぶ特別教室は静かで箒で掃く音しかしなかった。

この二人きりの空間で会話がないと気まずいと思ってしまうのは夏希がマイナス思考だからだろうか。

人はそれぞれ丁度いい他人との距離感というものがある。だからいまの喋らないでいるこの距離感が双葉からしたらいいのかもしれない。


けれどこれから同じ班で過ごすのだから友達とまではいかなくても話しかけるのに躊躇しない、そんな関係までにはもっていきたいと夏希は考えていた。

まだ転校して一週間。嫌われる要素は出していないはず。もしかしたら夏希みたいにうじうじした性格は生理的に無理とか思われているかもしれない。

いざ話しかけようと思うとそう悪い方向にばかり思考してしまう。


そもそもなんて話しかければいいのだろうか。やはりここは天気の話題だろうか。

今日はいい天気ですね。そうだね。一瞬で会話が終わってしまう未来しか見えない。

できれば共通になる話題がいいのだが、夏希が双葉という人物を認識したのは今朝なのだ。はじめて会話をしたのも数分前の出来事。だからそんな都合のいい話題が転がっているはずもない。


「七穂さん。さっきは案内してくれてありがと」


床のごみを掃きながら夏希が考えていると、ひとつだけ話題を思いついた。


「だから先生から頼まれたからだから、気にしなくていいし」

「それでもだよ。それで教えてほしいんだけど、掃除の場所ってどうしたらわかるの?」

「教室の掃除ロッカーに丸い表が貼ってあるから、それ見たらわかる」

「そうなんだ。教室帰ったら見てみるね」

「ん。そうした方がいい」


やっと話しかけられたと思ったらこのままでは会話が終わってしまう。

どうにか引き延ばせないか、新たな話題かそれとも掃除の話題を伸ばせるか。


「わたし先週は階段の掃除したんだけど、教室と家庭科室とあとひとつの掃除場所ってどこ?」

「玄関だよ」

「そうなんだ」


必死に考えて出した話題も一瞬で終わってしまった。コミュ障の夏希にはこれが限界だった。もうこれ以上話すことがなにも浮かんでこない。

それに双葉からは素っ気ない返事しか返ってこないので夏希は会話を拒否されてるのかとも思ってしまうのだが、掃除の手を停めて双葉は夏希をじっと見ていた。


これはなにか話の続きを求められているのだろうか。それともそわそわしてどうしていいのか分からないでいる夏希を見て楽しんでいるか。

なにか、なにか話すことはないだろうか。再度必死になって夏希は考えているのに何を話していいのか分からない。


しかも相手は思春期の女子ときた。この年頃だったクラスの女子たちは何を話していただろうか。流行りの歌とかイケメンの芸能人とかドラマなどを話していた覚えがあるが、当時から夏希はどれも詳しく知らない。

それに香月家で春樹と冬里はよくテレビを見ているが、最近の子は見ないなんてことも聞いたことがある。


「冬里に聞いたんだけど一年生でもスマホ持ってる子って結構いるの?」


苦し紛れに口から出たのは今朝冬里話していたスマホのことだった。


「あんまり詳しくはないけど三割程度の人は持ってると思う」

「ちなみに七穂さんは?」

「持ってるよ」


本日二人目のスマホ保有者を夏希は見つけた。一人目は言わずもがな莉子のことだ。


「買って貰うときに親と約束事とかした?」


冬里が早くスマホを買って貰えるように協力するといったが、正直何をしていいのか分からなかった。夏希の知っている情報は時代遅れのものだろうから、なにかヒントになるようなことはないかと探りを入れてみることにした。


「うちはそういうのは無かったな。買って言ったら買ってくれた」

「へえ。そうなんだ」


しかし双葉のケースはあまり参考にはならなさそうだ。

ずいぶんと緩いご家庭なのか、いまどきそれが普通なのか。夏希の時代であれば一年生のときは持っている人は稀でニ、三人持ってるかどうかだった。


「香月も買ってもらえないクチ?」

「うん。そんなとこかな」


ここで言う香月は夏希ではない香月さんなのだけれど、一応嘘は言っていないので問題ないはずだ。


「まあ、諦めないで粘り強く続けてたらそのうち買って貰えるだろうからがんばって」

「そうだよね。相談に乗ってくれてありがと」

「もう片づけちゃおうか。ちりとり持ってきて」

「うん。わかった」


教室内をひと通り掃き終える。夏希たちは話しながらも掃除の手は休めてはいなかった。夏希がちりとりを取りに行っている間に、双葉がゴミを一ヵ所にまとめる。


「俺ッ復活ッ! 七穂よくもやりやがったな!」

「はぁ」


セリフ通り復活した武豊が開けっ放しになっていた家庭科室の入り口から飛び込むようにやってきた。

面倒な奴が戻ってきたと双葉は溜息をつくと手早くゴミを回収し、それをゴミ箱に捨てると掃除ロッカーに箒とちりとりを戻す。


「掃き掃除は終わったから、あとはよろしく」

「逃げんのか!」

「なにから。てか、あんたはまず香月に謝りなよ」

「たしかにな! 夏希ちゃんごめん!」


掃き掃除は終わらしたからと教室に戻ろうとする双葉を、よく分からないことを言って武豊は呼び止める。

さすがの武豊も自分が打ったボールがあわや夏希の顔面に直撃しそうだったことを悪いと思っており双葉の言う通り素直に頭を下げ謝った。


「誠意が感じられない。土下座よ土下座」

「すいませんでしたー!」


それでは足りないと土下座を要求する双葉に、平伏する勢いで武豊は頭を擦り付ける。


「いや、あの。わたしは何ともなかったから大丈夫だよ」

「私のおかげでね。で? 何か私に言うことは」

「七穂さま。大変見事な投球とキャッチでした。つきましては一緒に甲子園を目指しましょう」

「イヤ」

「おまえら何やってんだ?」


遅れて戻ってきた春樹と五里が不思議なものを見るように三人を眺めていた。


「春樹くん。あとは拭き掃除だけだからお願いね」

「おう?」


後半はおふざけが入っていたが、許すもなにも夏希は怒っていない。

それより春樹に自分に向かってひれ伏す光景を見られ、居心地が悪くなった夏希は家庭科室から出ていった。双葉もそれに続いた。


来た時とは反対に夏希が先導する形で一年一組の教室までもと来た道を戻る。単純な構造の校舎なので迷う要素はない。

まだ掃除の時間は半分ほど残っているので、教室に戻る途中に他の特別教室を廊下の窓から見るとまだ掃除している生徒たちが見られた。


「あら。掃除はもう終わったの?」


階段を下りたところで一年一組担任の桃山由香に出くわした。


「あ、はい」

「みんなで分担したので」

「そう、何事もないようでよかった。職員室の朝礼で今日は二年生が調理実習をするって言ってたのを思い出して急いで伝えようと思ってね。掃除のときに気を付けるよう生徒に言っておくように教頭先生に言われてたのを忘れてたのよ」

「あー」


本当に掃除が始まる前にその注意はするべきだったのではないだろうか、大事はなかったが手遅れ感を夏希は感じてしまう。

中学生になったといえ、まだまだ危機管理の薄い子供だ。


普通に掃除をしている分には危険はほぼないと言えるが、剝き出しの刃物が置いてある場所なら一言あった方がよかった。

桃山に注意するように伝えた教頭も、まさか生徒が手作りボールを使って家庭科室で野球を始めるとは思うまい。


「大丈夫かなとも思ったけど、あなた達の班には沖田くんがいるじゃない。万が一があるかもと急いで向かうところだったのよ」

「先生。それならすぐに向かった方がいいかもしれません」

「え。でももう掃除終わったのよね?」

「はい。分担して私と香月の方は終わりました。男子たちはまだ残って雑巾がけしてます」


双葉が具体的な場面を解説付きで話し始める。


「想像してくだい。雑巾がけをしている男子が勢いあまって水切りしている調理道具が乗っている調理台にぶつかって頭上からザクっと」

「ヤメテー!」


桃山はいわれるがままを想像して絶叫した。

担任を任されたクラスの生徒が入学初日からやらかして、これまで何度教頭先生に怒られたものか。これまでは子供のヤンチャで済まされていたが、しかし流血沙汰はだめだ。


怪我の状態によっては明日の新聞に載ってしまうかもしれない。注意を怠った間抜けな担任の名前付きでだ。

こうしてはいられないと夏希たちを置いて桃山は階段を駆け上がっていった。


「先生って大変そうだね」

「うちのクラスは特にね」


学校で生徒に何かあれば責任を負うのは学校側。生徒側は気にしたことはないだろうが、特に担任の責任が問われるであろう場面は思ったより多くあるのかもしれない。

どちらかというと夏希も昔はやらかす方だった。

社会人となって責任を負うようになってはじめて自分の発言や行動がどれほど浅はかだったかと考えるようになった。


学校でなにか悪いことをしたときに必ず親に連絡がいった。夏希の家庭は共働きで平日は夜にならないと家に帰ってこない。そんな家庭事情にも対応して夜になってから家庭訪問や電話してきた当時の担任の先生には頭が上がらない。

定時で絶対退社するマンの夏希には仕事であろうと真似はできない。そんな仕事があればきっとすぐに夏希は辞めていることだろう。


「そうそう夏希さん!」


階段を上がって姿を消したはずの桃山が踊り場から顔を出して夏希を呼ぶ。


「沖田くんと香月くんが何かしでかしそうなときはお願いだから止めてね! 七穂さんも夏希さんを任せたわよ。お願いだから班の子たちの影響で悪い方に染まらないように見ててあげて!」


桃山は二人の返事を聞くことなく再び階段を駆け上がって行った。

いまの桃山が言っていたことを夏希は思い返す。まわりの生徒からは武豊には注意しろと言われたことはあれど春樹の名前を聞いたのははじめてだった。


これまで夏希が見てきた限りで春樹がなにかしでかすような素振りはなかった。

先ほど一緒になって遊んでいたように、春樹は武豊と仲のいいようなのでその関連で桃山には一緒に考えられているのかもしれない。


場所は考えた方がよかったかもしれないが、あれくらい男子なら遊び感覚でよくやるだろう。あの場に過去の夏希がいたなら一緒になって遊んでいただろうし。

それも昔の話しでいまの夏希が一緒になって遊ぶことはない。もう時と場所を考えられる大人なのだ。


それなのにしても夏希の半分も生きていない女子中学生に自分を任せられてしまったことには笑ってしまいそうだ。

桃山的にはこれまで学校にあまり通えていないであろう、夏希ちゃんが悪い方に向かないようにとのことなのだろうけれど。


「あれ?」


掃除場所が分からず教室で右往左往していた夏希を、たしか双葉は桃山に事前に頼まれたからと言って家庭科室まで連れていってくれたはず。

気になった夏希が見上げると、ちょうど同じことを考えていたのか双葉と目線が合うとすぐに逸らされてしまった。

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