設定:2つの世界
地球世界の国々
様々な時代で分岐点が分かれており、史実と大きく異なる。
第一次世界大戦は発生したが、同盟協商双方が疲弊し講和、その結果第二次世界大戦が勃発しなかった。
技術レベルは史実と同等。
・日本連邦国
我らが母国日本。
史実日本に加えて、太平洋戦争をしなかった事で台湾と千島列島、南樺太、そしてロシア帝国崩壊の混乱で得た北樺太を領有している為、史実より少しだけ国力と人口が多い。
1970年代のアメリカとの植民地に関する会談で日本の植民地であった朝鮮半島と台湾は住民投票する事になったが、独立を選択した朝鮮半島とは違い台湾は日本領になった事で道州制の選択が提案され、丁度大日本帝国憲法の改正を検討していた段階だった為、道州制の採用を決定、結果10の州と2つの国家管轄下の特別自治体が誕生した。
軍事に関してもあくまで史実プラスα程度の国力なので強大な日本軍などは保持しておらず、史実自衛隊よりは遥かに多いが、国力を考えたら妥当である。
気候は変化無し。
・イギリス連合王国
みんな大好きブリカス。
史実でも二枚舌外交で世界中に火種を作り続けた害悪国だが、この世界でも同じ。
史実と違い瀕死の病人であるオスマン帝国が残っていたりするこの世界では中東地域のカオスが無い分史実よりマシだが、アイルランドを未だに領有し続けているのでIRAなどの、独立派組織が史実以上に活発になっているが、安定のブリカスはこれを武力で鎮圧、今は地方自治の拡大などで誤魔化しているが、いつまで持つかは不明。
日本の北西に転移した事で日本のお隣さんになったが日本が史実以上に軍事大国なので主役ではなく脇役になりそうである。
気候は変化無し。
・ハワイ王国
ハワイ国王の提案を明治政府が一部受け入れた事でアメリカのクーデターを阻止し、その後は日米の太平洋上の緩衝地帯となったが、その後日米は蜜月関係となった為、日本に併合される予定の国家。
アメリカがこれまで介入しなかったのが不思議だが、当時のアメリカの引き篭もりは史実現在とは比べ物にならないレベルなので妥当である。
陸軍と防空軍を有しているが、海軍と空軍は日本に任せて、防空軍はレーダーサイトを運用する部隊である。
気候は変化無し。
・スカンディナビア連合国
ソ連の脅威を受けデンマーク王国・スウェーデン王国・ノルウェー王国が連合を組んだ結果生まれた国家、首都は旧スウェーデンのイェーテボリ。
連合王国なので各州の権限がアメリカ並みだが、今のところ上手い事やっているので独立の動きは無い。
地理的にはフィンランドと川を挟んで陸続きだった筈だが、何故か外されて日本の北に転移してしまったが、日本とスカンディナビアは友好国なのでソ連の脅威が無くなってホッとしている。
・アメリカ合衆国
史実以上に引き篭もりだったお陰で第一次世界大戦に介入せず、更にハワイを日本に取られた国家。
ただ、その無尽蔵な国力と軍事力は史実と変わらず、引き篭もりの反動からか1950年代以降、世界の警察を自称し世界中に介入し続けたので色々な国から反感を買っているのは史実と同じである。
中南米とフロリダ半島に接続するように未知の大陸と陸続きになり造船が盛んだったメキシコ湾が内海になるというトラブルがありながらも現在はその未知の大陸からの突然の侵攻を受けている。
フロリダ半島の先端には原子力発電所があるので下手すればフロリダ半島全域が放射能汚染により死の土地と化すのでフロリダ州政府と合衆国政府は戦々恐々としている。
日本から見れば地球世界の南米大陸とアフリカ大陸の間に転移したが、気候的には特に変化無し。
・中華民国
日本が中国大陸に介入しなかったので中国共産党との内戦が史実以上に膠着した結果生まれた中国大陸の国家。
アメリカを中心とした西側諸国の大規模な支援を受けており、国内に米軍も駐留しているアメリカの傀儡国家。
沿岸部は史実並みに発展しているが、中国共産党ほどの強制力と計画性が無いので経済力的には史実ほど発展していない。
ユーラシア大陸が南下したので史実より気温が上昇している。
台湾の領有権主張をしてないので日本とは友好的。
・中華人民共和国
史実では日本軍を利用して中華民国に勝利したが、この世界では日本が大陸に興味を示さなかったので中華民国との戦争で膠着してしまい史実程の国家は形成されなかった。
更に上海や香港、深圳などの都市は全て中華民国側が領有しているので史実と比べて国力は非常に低い。山東半島や海南島を領有しているので海軍力は派閥争いの結果史実以上にあるが、半分を早々に失っている。
中華民国と同様に気温は上昇している。
・大韓民国
1970年代の住民投票により独立し、以後はアメリカ寄りの国家。
南北に分断されずに独立した為、国力は史実以上にあり日本が負けてないので反日では無く、海軍や空軍に関しては日本の協力で整備された。
仮想敵国は中華人民共和国だが、中華民国や満洲共和国という国家を挟んでいるので史実と比べても軍事力は高くない。
気温が上昇しているので色々と大変である。
・ロシア共和国
ロシア帝国崩壊によるシベリア出兵により建国された国家。
当初はトランスアムール共和国という国名だったが、ロシア帝国の皇族が亡命し、侯爵として君主となった事でロシア公国に名称を変更、その後色々あって現在のロシア共和国になったが、国名とは裏腹に実態は立憲君主制の国家。
バイカル湖以南を領有しておりソ連と睨み合っている。
かなり気温が上昇した事で永久凍土が溶けて現在混乱中。
・ソビエト社会主義共和国連邦
みんな大好きソ連だが、この世界では何故か崩壊せずに残っている。
もちろん指導者はスター○ンではないが、政体は立派な共産党の一党独裁による社会主義である。
ただ、史実の中華人民共和国と同じように社会主義市場経済を採用しているので史実ロシア連邦並みの経済力を有している。
崩壊まではしなかったが、経済危機が訪れたのは事実のようで、この頃に多くの開発兵器が開発中止になっており、ソ連軍の装備は支持ロシア並みに旧式装備が多い。
・フランス王国
ボナパルト家が王位についている立憲君主制の国家。
第一次世界大戦でアメリカが参戦しなかった為、お互いに疲弊し、講和、アルザスロレーヌは現在もドイツ領である。
ただ、欧州の複雑な王室関係によりフランスの領土はスペインにまで拡大し、領土的にはフランス=スペイン王国である。
ただカタルーニャやバスクは独立しているのでその分国力は落ちているが、史実以上にフランスの国力が高いのは事実である。
周辺諸国との関係は良好で、ドイツとも同盟を組むほど仲が良い。
・ドイツ連邦共和国
第一次世界大戦で敗戦しなかったが、その後に一時社会主義に染まっていたので皇室は廃止されている。
領土は第一次世界大戦頃のドイツ領にアルザスロレーヌ地方を足した広さがありかなりの大国である。
ドイツ帝国の前身であるプロイセンが何故か第二次シュレースヴィヒ=ホルシュタイン戦争に負けた事でキール運河以北を失ってしまった。
現在は事実のNATOに相当するトロント協定加盟国の一員として対ソ連の防波堤となっている。
ちなみにポーランドやバルト公国を除いたウクライナやフィンランド、ベラルーシなどは東側諸国なのでソ連の手先である。
異世界の国々
地球に居ない種族や魔法が存在してたりとファンタジー要素だけは満載だが、科学技術が地球世界レベルで発展しているのでファンタジー要素は非常に薄い。
地球世界より大きい世界だったらしく、極端な国家や文明が乱立している。
・スフィアナ連邦国
日本の南東沖に転移してきた異世界の国家。
国王を君主とした立憲連邦君主制の国で前世界では先進国の1つで、科学技術が進んだ国家であった。
・スイレン王国
スフィアナの南に転移した異世界の国家。
国自体は北海道程の面積しかないが、石油や天然ガスなどの液体鉱物資源の埋蔵量が多く資源大国として有名だった。
軍事的には強く無いので他国から狙われそうな国ではあるが、スフィアナなどの周辺諸国と集団的安全保障体制を構築しているので、手を出される事はなかった。
・ルクレール王国
防衛省がオーストラリア大陸と間違うくらいに日本からの位置、地理的に非常に似ている国家。
ただ、オーストラリア大陸とは違い非常に緑豊かな大陸なので人口も多く経済力もある。
オーストラリアと同様に鉱物資源が豊富で食糧の生産も盛んなので軍事力が高くないアメリカのような感じ。
・レムリア神聖帝国
国名に神聖や民主主義と入っている国は神聖でも民主主義でも無いのは昔から変わら無いのは知れた事。
国自体は様々な民族や種族が入り乱れる構成だが、中国もびっくりの同化政策を施したお陰で国民全員がレムリア人と化している。
ただ、軍事偏重な所があり、政府も帝国主義な所があるので新しく陸続きになった北米大陸へと現在侵攻中。
将来的にアメリカの植民地になる未来か、原子力の扱いに失敗して死の土地になる未来の二択しか見えない。
・アバンギャルド非現実国
全ての政体を経験してきたので遂に芸術家に国を任せるという暴挙に出た国家。
国自体はなんとか回っており、生産計画も問題ないように見えるが、マトモな研究が出来ていないので工業製品の性能は年々劣化して行っている。
マトモな人もいるが、共産主義を経験していた為か粛正が日常的にある国なので誰も異議を唱えない。
今も滅亡に向かって前進し続けているので、今後どうなるかは作者にも分からない。