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魔女っ娘珍道中  作者: NT
ワールド1
6/20

Dr.コレクティアンの野望

あらすじ


旅をしていたリンスたちは

変な輩に襲われていた・・・

「いえぇっへっへっへ~!!!」


高慢ちきな笑い声があたりに響く。


「魔女っ娘リンス14才! 貴様の声でおいらの声コレクションが完成するのだ! 覚悟せい!」


この妙な輩はコレクティアン博士。

少し前に失踪したとニュースでやっていた人物である。


さて、そんな人物が我らが主人公リンスに何の用であろう?

リンス本人としても全く面識がなく、有無を言わせず口に釣り針をかけられては、困惑するしかない。


「んー!んー!んー!」

リンスが言葉にならない悲鳴を上げていると、ポンッと口の感覚が消えた。

リンスはバランスを崩し倒れこむも、その身の異常にすぐ気づいた。




口がない。




SF映画と呼ぶべきか、デフォルメ絵と呼ぶべきか・・・

リンスは声を出すことができなくなった。


突然のことだが事態を理解したリンスは、絶望よりも怒りがわいてきた。

腕を振り回して何かを伝えようとする。

手話を覚えていないリンスは、とにかく無茶苦茶なジェスチャーで怒りを伝えていた。


「・・・あぁ。 誰だお前は!」

気づいたワン公が翻訳してくれた。 流石、頼れるパートナーである。


「いぃっひっひ! 特別に教えてやろう! おいらはDr.コレクティアン!」

「五つの! 博士号を持つ!! 天才だぁ!!!」


・・・決め台詞らしい。

感情を逆なでする自己紹介にリンスの怒りが有頂天になったが、そんなことはお構いなしにまくしたて続ける。


「おいらの野望は"良い声"を集めること! おメガネに適ったことを誇りに思うが良いわぁ!」


・・・何様のつもりだと思ったが、こいつは「コレクティアン様」とでも言うだろうと考え、リンスはやり場のない感情を抱えていた。


「そして! 貴様の声で我が野望は達成されたのだ!!」

「もう貴様に用はない! バイビーッ!!!」


そういうとコレクティアン博士は、巨大な頭蓋骨の形をした飛行ポットに乗り込み、空の彼方へと去ってしまった。



リンスとしてはたまったものじゃない。

すぐさまホウキにまたがり、飛行ポットを追いかけた。





冷たい風がほほを伝う。

猛スピードで飛行ポットに追いついたリンスは、目の部分に魔法弾を撃ち込んだ。


「ぐわっ! 何をする貴様! メインカメラは高いんだぞ!」


そんなことはお構いなしに、リンスは魔法弾を撃ち続けた。


「よぉし いいだろう! このスカルタンク3号の恐ろしさを味わせてやるわ!!」


ぽすっ・・・ぽすっ・・・


力の抜ける音が鳴る。


「なんということだ! アイ・レーザーが故障とは!」


リンスはとどめの魔法弾を撃ちこもうとした。


ぱすっ・・・しゅぅ~・・・


なんということだ! 魔力が尽きてしまった!


リンスは「ええぃままよ!」と言わんばかりに、飛行ポットに蹴りを入れる。

両者はバランスを崩し、ふらふらと墜落してしまった。







「リンスーーー!!」

ワン公が墜落現場に駆け寄ってくる。

スカルタンク3号は無残にも「骨折」しており、中からズルズルとコレクティアン博士が這い出して来る。

と、その背中に茶色い靴底が振り下ろされた。


コレクティアン博士が空を見ると、そこには無言の圧力を与えてくる魔法使いがいた。



リンスはコレクティアン博士を縛り上げ、彼の持ち物をあさり、見つけた「クチ」を顔につけた。


「無事だったかリンス! 声は取り戻せたのか?」


「ええ、何とかね。 さあ、かわいいリンスちゃんの復活よ!」


「・・・ お前の声って、そんなにダンディだったっけ・・・」

つづく

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