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魔女っ娘珍道中  作者: NT
ワールド2
12/20

朝飯前だなんて言わないで

前回のあらすじ


有り金を溶かしたリンスたちは公園に戻り、夜を明かした。

「拝啓

 近々、魔女っ娘さんの大切なものを頂きに伺います。

 怪盗 パンプキンパンツ」



リンスたちが目覚めると、枕元に妙なカードが落ちていた。


「・・・何これ?」


「ん・・・なんだ?」


寝起きの頭をフル回転させながら、二人は事態を飲み込もうとした。



「ああ、こいつアレだ。 最近テレビでやってるやつ。」


「誰? 知らない。」


「ほら、自称美少女怪盗の・・・」


「わからないわ。」


「探偵が全裸放置された・・・」


「どんな奴よ一体・・・ それに、なんでアタシなのよ・・・」











「ふふふ・・・随分な言われようね!」








突然どこからか声が聞こえてくる。

二人がドーム型の遊具から外に出ると、そこには妙な格好をした女の子が立っていた。


赤いマントに目元を隠すマスク。肩を出した服と、かぼちゃパンツのようなものを身に着けた女の子が立っていた。


「美少女怪盗・パンプキンパンツ参上! 予告通り、大切なものを頂きに来たわ!」



なんというイタイやつだ!

昨今、子供向け番組でもこんなのはいないぞ!



「覚悟!」

イタイ娘はリンスにとびかかり、あっというまに組み伏せ・・・

おもむろにくすぐり始めた。


「!?!?!?なっ・・何よ!あはははは!!」


「ええい!よくも私の邪魔をしてくれたわね! このっ!このっ!」


「ぎゃはははははははは!!!!」



リンスが"ビンカン"な所をくすぐられて悶絶していると、ワン公が助けに来た。

が、突然、辺りが煙に覆われ、気が付くとワン公は端の方でノびていた。




「これくらいしないと!私の!腹の虫は!収まらないのよ!」

「ヘソほじくり回してやる!」



猛攻が続き、リンスは気を失った。















目が覚めると、夜になっていた。


あの変なヤツはいない。


と、すぐさまリンスは異変に気付いた。



帽子とホウキがなくなっているのだ!


急いでワン公を起こすと、他にもなくなっているものがあるのに気付いた。


「うわあ! 財布がないぞ!」


「ペンダントもよ!」


「鍋まで持っていきやがった!」


「まさか・・・!」









「大丈夫! ソリは無事よ!」

つづく

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