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その電話が医療崩壊を引き起こすかもしれない

作者: 片桐ゆーな
掲載日:2020/04/15

 保健所に、現在大量の電話がかかってしまい、電話対応で他の仕事ができないという状況が起きているらしい。

 これについての電話は、「自分もおかしな症状がある、是非とも検査して欲しい」というような案件なのだろうと思われる。


 医者にPCR検査を断られて保健所に乗り込む感じなのだろうとは思うのだけど。

 電話対応というのは、なにげに手間がかかるものだというのは、覚えておいて欲しい。

 たとえば、あなたの家に、もしくは携帯に十分おきに電話がかかってくるとしたらどうだろうか?

 電話の内容は……まあ、あなたが説明できることで、でも、ネットにも書かれている情報だ。


 答えられるけど、さて。あなたは同じ説明を一日中繰り返すことになる。

 どれだけ面倒くさくて、労働力を取られるか、体感していただけただろうか。

 ほんと、つらくて死にそうで血圧高くて、唇チアノーゼでとかなら、さっさと救急車呼ぶ案件だと思うんです。

(今の救急隊ってコロナ対策とかとれてるのか未知数ですけれどもさ。しかたないのさ。人の身で病と闘って制覇なんてできないのだから)


 さて。保健所と医療崩壊が結びつかないな、と首を傾げる方も多いと思うのだけど。

「電話が鳴り続ける状態が病院でも起きたらどうなのか」というのが今回の主題である。


 院内感染が「起きてしまった」(起こしてしまったとはいわないよ)、病院。そのユーザーは、どうすればいいのか路頭に迷うわけですね。

 それで。ネット検索ができればネット情報を見るわけです。当然病院だって更新はしますし情報提供します。

(個人のクリニックは、是非ともホームページとか、地域の情報提供的なところに告知をお願いしたい!)

 現在、情報伝達で一番「てっとりばやい」のがインターネットでの話。


 地域での情報伝達などもあるというけれども、私ががん推しするのは「その医療機関のホームページ」です。

 知らせるべきことが有れば、きちんと知らせるわけだし、「院内感染を起こす規模」の入院施設を持っているところであれば、たいていホームページも持っています。


 まずは、情報の収集をインターネットでして欲しい。のだけど。


 病院のメインユーザーであるお年寄りはネットがつかえないっていう話があって。

 お年寄りの固有スキルの、「人に聞く」「電話で聞く」が発動してしまうわけなのです。


 もしこれから院内感染が起こって病院が閉鎖なり、通常じゃない営業をしたり、もしくは「通常通りやるとしても」、ユーザーの不安は消えず、そして「電話地獄」ということになるわけです。

 これに関しては、ご本人たちの行動は、「まっとう」であると思うのですけど。(本人がやれる最善がそれだから、責めちゃだめっすよ)


 私が提案したいのは、「かあさん! ○○病院かかってるよね!? なんか院内でコロナでたっていうけどへいき?」っていうのではなくて、「かあさん! ○○病院にかかってるよね!? そこの情報みたけど、今はこういうことみたい、心配だろうけど気を付けて!」っていう風に伝えて欲しい。


「検索ができない親御さんの代わりに」子供さんたちが情報収集して伝えて欲しいのです。

 それによって、お互いの絆が深まったりするかも知れませんしね!

 若者にとってネットの検索というのは、「さほど」大変な事ではないです。該当の病院にデータがなければどうしようもないですけど。


 情報がなくても「ありがとう」「いえ、心配だから……」なんていう人情劇場になったりしないですかね。

 情報があったなら、それを見ながらああ、そうだったのかいと、家族団らんすればいいと思うのです。

 

 子供がいない家庭はどうするんじゃーいって? 「病院に電話しましょう?」ね?

 え、しょーがないじゃん。頼る相手いないんだもの。私はそういう人のために、病院の電話の回線あかすために、ネット使える家族がいるなら、そちらから情報収集して欲しいっていってんですから。

 今時は、ネット検索できる一般人は情報強者です。

 しかも「どこどこの情報」と指定されているのならば、検索できると思うんです。

 別に、アングラの情報とか、「機密をさがせ」とかじゃないんですから。


 そもそも、ネットに上がらない情報っていうのは、「ない」、か、「秘匿してる」かどちらかなので、電話でも聞けません。

 秘匿っていうのも「個人情報の関連」だったりで、「悪い事を考えたり、揉み消そう」という思いでのものではないです。

 医療機関は、きちんと「ホームページ」で情報を提供するだろうし、それをきちんと見てさえすれば、「質問の電話は減るはずだ」という楽観的な提案を私はします。

 また、感染者の情報公開も実際、県の単位で発表してるところもあります。(東京は多すぎて詳細情報があるのか謎ですが)

 

 さて、それらのサポートが全くなかった場合。(私の声が届かなかった場合だね! 日常だね!) 


 ここでの問題点は医療側の情報提供が「ホームページだけ」になってしまうことにあると思うのですよね。

 便利! だけど、お年寄りはそこにアクセスできない。


 あと、やれるとしたら近隣住民への回覧板とか、昭和の手法になってくるかと思います。

 でも「院内感染を起こす、入院患者に対応できる病院」っていうのは結構遠くからも人がくるので、どこまで回覧するべ? というようなところは悩みどころのように思います。

 え、コロナはいまやテレビでニュースでやるって? おいおい。それは東京限定のことだよ?

 田舎は、さらっと流されるし、逆に特定されたらそれはそれで、変な誹謗中傷もでるだろうさ。


 田舎だからな!



 あと、できるとしたら、専用ダイヤルを用意して、説明音声が流れるとかでしょうか。

 ただ、その番号を知らせる手段がないよなぁ、と。

 やるなら病院のメイン電話番号のところで、コロナの情報を聞きたければ♯2を押して下さい、とかそういった対応になるのだろうか。


 昔、電話で物語が聞けるサービスがあったのですが(今もあるっぽい)、それと同じような感じで、電子音声で情報提供っていうのもありなのかもしれません。



 ともかく、電話で状況を聞くとなると、1:1での対応になってしまい、そこでマンパワーがそがれてしまうわけです。

 もちろん不安なのは解りますし、どうなるのかっていうのがわからないし、ご高齢の方だと手段もないわけで。


 もはや電話で聞く、しか手段がないのだけど。

 今後きっと、患者数が増えれば院内感染は増えて行くと思います。

 特に、コロナの場合は若いと表面化しにくいといわれています。

 現状、病院は面会禁止なところもありますし、警戒態勢をしいてはいますが、それでも無症状の患者が保菌(いや、保ウイルス?)してる可能性は十分にあります。


 医療業界だと、基本的に人の血液やら糞尿やらは、健常な人であろうと、全部疑えというのが一般的です。

 その鼻血も医療廃棄物なんだからねっ! 男の娘に見とれて出したおにーちゃんの鼻血も!(え、不謹慎? さーせん)


 ただ、対策しててもかかるもんはかかるんです。

 まあ、研修医がー、という報道とかをみると、やれやれだぜ、とは思うけどね。



 でも病院っていっても、そんなに忙しいのか?

 っていうのに関しては私はこう答える「予約通り診察をうけられたことはあるかい?」とな。

 私はないな。30分から1時間は遅れる。

 

 予約の時間の振り分けが悪いんだろう? とか私も思うのだけど。


 現状で日本の医療っていうのは、患者を待たせるものだし、病院に押しとどめる、いわば3密が叶ってしまう場所になりかねないわけですよ。(待合室対策とかはやってると思いたいけど!)

 で、そこに電話対応がプラスされたら、さぁどうなるんだろう?

 テンプレートに説明をすれば数秒だろ? とかいわれそうだけど。不安を抱えているかたとの対話は、決まったことを伝えて終わりということはまずないです。

 医療機関への電話というのは、「一件ずつが長い傾向にある」ものなのです。


 まあ、不安だから電話するわけで、「本題」以外の不安なこともいくらでもでてくるわけで。

 それを放置していいわけではないのだけど、でも病院はその対応にとられて、本来やるべきことができなくなるっていうのは、ダメでしょう?

 

 みんな不安なんですよ。

 コロナの致死率はやばいっていう風に言われてるし、特に持病を持ってるお年寄りは不安感が強い。

 でも、不安だからって、「医療のもつ力を、いまコロナで死にそうな人、と、もともと死にそうな人」に割り振ってる分を、そっちに裂くのは……


 だから、「病院の公式見解」であるホームページやら、都道府県のコロナのページなどを参照していただけるのがいいと思うのです。

 再度になりますが、「ネット検索ができないのなら、家族がやる」、「独り身ならば、電話はしょうがない」というのが私のスタンスです。


 お年寄りは若者のネット検索能力をあてにして欲しいし、若者もお年寄りがネットできない可能性が高いことを改めて認識していただければなと思います。


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