表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
男子が極端に少ない世界に転移し女装して、高校に通う話  作者: ゆう
第2章雄一皆に恩返しをする
94/423

第86話俺とクレーンゲーム

86話です。

「暇だな」



本日は、日曜日で、学校が無い日である。



「本を読むのも、良いが、外出がしたい」



ちなみに、文美さんは、出張である。



「そうだ」



俺は、携帯をポケットから出し、電話をかける。



「はい! 神宮寺沙耶香です! 雄一さん、どうしましたか?」



「こんにちわ、神宮寺さん。頼みたい事が、ありまして」



「何でも言ってください!」



「町に、行きたいので、護衛をお願いします」



「はい! ………え?」



「ありがと「ちょっと待ってください!?」何ですか?」



「それって、デートですか!?」



「そうですね」



女の子と出かけるのは、デートと言って良いだろう。



「分かりました! 五分で、そちらに向かいます! お待ち下さい!」



「無理しなくて………切れちゃったか」



仕方ない。



「居間で、本でも、読みながら、待つか」



俺は、着替えてから、本を持ち、居間で、神宮寺さんを、待つことにした。




□□□











「雄一さん! お待たせしましたわ!」



「本当に五分で来た!?」



俺が、本を読み始めてすぐに、神宮寺さんは、来た。



「雄一さんが、呼んでいましたから、飛んで来ましたわ!」



「はい?」



「そのままの意味で、空を飛びましたわ!」



………神宮寺家の人達なら、出来そうだな。



「では、雄一さん! デートに出発ですわ!」



神宮寺さんは、そう言い、俺の右手を取って、走り出した。



「ちょっ!? 神宮寺さん。物凄く速い!?」



「雄一さん! 時間は、有限ですわ!」



俺は、久しぶりに、風になった。




□□□











「はあはあ」



「だ、大丈夫ですか? 雄一さん」



「だ、大丈夫だです」



久しぶりに、宙に浮いたな。



「えっと、ここは………ゲームセンター?」



「デートの定番と言えば、ゲームセンターですわ!」



「そうなんですね」



「早速、近くにある、ぬいぐるみを取りますわよ!」



神宮寺さんは、俺の手を取って、クレーンゲームの前に向かった。



「これを取りますわ!」



どうやら、熊のぬいぐるみを狙うようだ。



神宮寺さんは、お金を入れ、クレーンを操作する。



「ここですわ!」



そう言い、ボタンを押す。



クレーンは、ぬいぐるみをつかみ、上がっていく。



そして、そのまま移動し、一発でゴールに、運んだ。



「おお! 一発ゲット」



「当然ですわ!」



神宮寺さんは、中からぬいぐるみを取る。



「雄一さんに、プレゼントですわ!」



「ありがとうございます」



俺は、熊のぬいぐるみを受けとる。



「じゃあ、次は、俺がやりますね」



「はい!」



さてと、どれにするか



歩きながら、どんなぬいぐるみがあるか見る。



「これにするか………」



俺が、選んだのは、ウサギのぬいぐるみだ



「さてと、お金をいれ………ん?」



俺は、視線を感じ、そこを見る。



「頑張れ、頑張れ」



そう言いながら、店員さんが、袋を上下に振りながら、こっちを見ていた。



「あの? 雄一さん………」



「気にせずやろう」



俺は、そう言いお金を入れ、クレーンを動かす。



「よっしゃ!」



俺も一発ゲットした。



「おめでとうございます!」



店員さんが、近づいてくる。



「袋をどうぞ!」



「ありがとうございます」



俺は、袋を受けとる。



「では、引き続き、楽しんでいってください!」



そう言って、店員さんは、離れていった。



「あはは………次行きましょうか」



「そうですわね」



「このウサギのぬいぐるみは、神宮寺さんに、プレゼントです」



俺は、神宮寺さんに、ぬいぐるみを渡す。



「あ、ありがとうございます!」



神宮寺さんは、嬉しそうに、ぬいぐるみを受け取った。




□□□











ゲームセンターを出たら、何故か文美さんが車で、来ていた。



「雄一さん。帰るなのです!」



「神宮寺さんは、どうしますか?」



「私も、車を呼んであるので、大丈夫ですわ!」



「そうですか、では、またよろしくお願いします!」



「了解ですわ!」



俺は、車に乗った。



車が発進する。



「さて、雄一さん」



文美さんが、俺の方を向き、ニッコリと笑い。



「帰ったら、お説教なのです!」



と言ってきた。



「ちょっ!? 今回神宮寺さんが、い「問答無用なのです!」理不尽!?」



学園長のお説教は、夜まで続いた。

読んで頂きありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ