第80話俺と取材の代償
80話です。
「さてと、今日も頑張って、授業を受けますか」
新聞部の取材の翌日、俺は珍しく、歩いて登校していた。
「文美さん。急いでたけど、何かあったのかな?」
今日の文美さんは、朝食も食べずに、急いで、学校へ向かった。
「うん?」
校舎の中に、入ると、床一面が、真っ赤な液体に、染まっていた。
「なんだよこれ………」
俺は、恐る恐る、液体を人差し指で、触り匂いを嗅ぐ。
「!?」
鉄の臭いがした。
「まさか………これ………血か?」
俺は、顔が真っ青になった。
「皆!?」
俺は、血の上を走り出した。
□□□
「これは………」
俺は、二階に上がった。
そしたら、皆血を出して、倒れていた。
「千代!」
俺は、倒れている人の中に、千代を見つけ近寄る。
「千代!? 大丈夫か!? しっかりしろ!?」
「う………ん」
「千代! 良かった生きてて………」
俺は、安堵した。
「あれ? 優、おはよ~」
千代は、挨拶してきた。
「おはよう千代、いったい何があった?」
「えーと………ブハッ!?」
千代は、鼻血を吹き出した。
「おい千代、鼻血を吹き出すな。ただでさえ、廊下は、真っ赤に、染まってるんだから」
「ごめん」
千代は鼻にティッシュを詰めた。
「あれ見て優」
「ん?」
俺は、千代の指差す方を見る。
「新聞部の記事?」
俺は、記事を読む
「坂本雄一さんは、お風呂に、入る際、胸から洗う、これがどうかしたのか?」
「その………皆ね、雄一さんの入浴シーンを、妄想しちゃってね………その」
なるほど、そう言えば、昨日胸って、言ったら、皆鼻血を吹き出してたな。
「そっか~、皆妄想しちゃったか~」
「ゆ、優………あの、その」
「ごめんなさい」
俺は、土下座した。
「えっ!? 何で優が、土下座するの!?」
「兄が原因だから」
「優が、謝る必要は、無いよ! むしろネタが、増えたから、雄一さんに感謝だよ!」
「ネタって、何だ?」
俺は、立ち上がりつつ、そう聞く。
「ゆ、優は気にしなくて良いから!?」
早口で、そう言われた。
「「「う、う~ん」」」
どうやら皆、起きたようだ。
□□□
「すいませんでした」
俺は、兄を呼ぶと言い、皆から離れ、着替えて戻っていった。
そして俺は、皆の前で、土下座した。
「ゆ、雄一さん! 土下座何て、しないで下さいネ!」
「そうですよ! むしろとっても、良い思いが、出来ましたわ!」
太刀川さんと神宮寺さんが、そう言う。
「私達も、雄一さんの事が、知れて良かったです! ねえ、皆!」
三上さんが、そう言うと、皆な凄い勢いで、首を縦にふる。
「ありがとうございます。皆さん」
俺は、そう言って、立ち上がる。
「全く、兄よ発言には、気をつけろ」
優がやって来た。
今は、誰が変化してるんだ?
(私なのです! 雄一さん!)
(文美さんでしたか、ありがとうございます)
(いえいえ、今度から、発言に、気をつけてくださいなのです!)
(はい!)
結局、本日一日は、学校の掃除に、あてられた。
読んで頂きありがとうございます。




