表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
男子が極端に少ない世界に転移し女装して、高校に通う話  作者: ゆう
第2章雄一皆に恩返しをする
87/423

第79話俺と取材

79話です。

「失礼します。雄一君いる?」



保健室にて、俺と三上さんは、今日来る人を待っていた。



どうやら今日は、新聞部の神楽坂さんのようだ。



「あ、神楽坂先輩、どうもです」



「やあ、三上さん。合宿以来だね」



三上さんと、神楽坂さんは、握手をした。



「神楽坂さん。早速ですが、悩みや、俺にしてほしい事は、ありますか?」



俺は、そう言う。



「君に頼むのは、正直、個人的には、おかしいと、思うが、新聞部の部員を、止めてほしい」



「はい?」



どういう事だ?



「あの? 新聞部で、何か問題が、あったんですか?」



三上さんが、そう聞く。



「雄一君。君が学校に、来はじめてから、部員が、君の取材をさせろと、毎日騒いでいるんだ」



神楽坂さんがそう言う。



それ完全に、俺のせいじゃないですか!?



「すいません。ご迷惑を、かけてしまい」



俺は、頭を下げる。



「大丈夫だから!? 雄一君。頭を上げて~!?」



神楽坂さんが、焦った口調で、言ったので、俺は、頭を上げる。



「俺が新聞部に行って、取材を受ければ、騒ぎは、無くなりますか?」



「無くなると思う」



「行きましょう」



「良いのかい? 雄一君」



「俺のせいなので、当たり前です」



「………分かったついてきて」



俺と三上さんは、神楽坂さんに、ついて行った。




□□□











「「「ようこそ、雄一さん!」」」



俺が部室に、入った瞬間、部員全員にそう言われた。



「皆、雄一さんの許可は、下りているが、常識の範囲内の質問で、頼むぞ」



「「「はーい!」」」



新聞部部員、全員が、返事をした。



「では、お風呂で、最初に洗う体の場所は、何処ですか?」



「胸だよ」



俺がそう言うと、全員鼻血を吹き出した。



「ゆういぢぐん。あっざり、ごだえぢゃだめだよ!?」



「ぼうですよ!?」



神楽坂さんと、三上さんが、鼻血を出しながら、そう言った。



「すいません。でも俺は、こういう質問気にしませんから!」



「びらきなおらないで!?」



「では、次の質問です」



いつの間にか、部員全員、鼻にティッシュを、入れていた。



「ぶっちゃけ、嫁にしたい人いますか?」



空気が重くなった気がした。



「いないよ、まだ俺も学生って、年齢だから」



「雄一さん! 私なんて、どうですか?」



三上さんがそう言う。



ティッシュを鼻に詰めて。



「私なんて、どうだい? 雄一君」



神楽坂さんがそう言う。



同じくティッシュを詰めて。



「う~ん。二人には、悪いですが、まだそういう対象には、見れないですね」



「「まだって事は、チャンスありって、事だ!」」



何を言っているんだ、この二人。



この後も取材は、続き俺は、全てに、答えていった。




□□□











「今日は、ありがとう雄一君」



取材が、終わり神楽坂さんから、そう言われた。



「いえいえ、また何かあったら、呼んでください」



「「「雄一さん! 今日は、ありがとうございます! 貴方が、益々好きになりました!」」」



今日の取材で、俺を好きになる要素は、ないと思う。



「じゃあ、帰りましょうか、雄一さん!」



「ああ、そうだね」



俺は、三上さんに、護衛されながら、家に帰った。

読んで頂きありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ