表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
男子が極端に少ない世界に転移し女装して、高校に通う話  作者: ゆう
第2章雄一皆に恩返しをする
82/423

第74話俺と藤森さんの頼み

74話です。

「えっと、つまり、抱き締めて、お昼寝したいって事?」



「そうです! さあ! 雄一さん! お願いします!」



藤森さんは、保健室にある、ベッドを指差す。



「兄よ! こんな欲望丸出しの要求を、受け入れる必要は、無い!」



「そうですよ! 雄一さん! そんなうらや………じゃなかった。ハレンチな事する必要は、ありません!」



「そうよ! 雄一君! そんな事より、お姉さんと、ベッドの上で、良いことしましょう~」



「ん?」



一人声が、余分に、聞こえたので、そちらを、見ると。



「仙波先生! いつの間に、いたんですか?」



「あら~さっきから、いたわよ~」



全く気づかなかった。



「もう! 皆好き勝手に、言って! 決めるのは、雄一さん何でしょう!」



藤森さんが、そう言うと、全員、俺を見る。



「良いよ、藤森さん」



「「「えっ!?」」」



「来たーーーーーー!」



3人が、驚愕し、藤森さんは、大歓喜した。



「兄よ、正気か!?」



優が、そう聞いてくる。



「安心しろ、正気だ。それに、いざとなったら、皆が、助けてくれるんだろ」



「それは、そうだが………」



「じゃあ、問題無いな。おいで、藤森さん」



俺は、近くにある、ベッドに座り、ポンポンっと、叩く。



「では、藤森千代、行きます!」



藤森さんは、俺に近づき、抱きついてくる。



そのまま、落ちないような形で、ベッドへ寝転ぶ。



「グヘヘ、雄一さんの臭いと、抱き心地たまんねえわ~」



藤森さんは、俺を堪能する。



「「「じーーーー」」」



3人の視線が、凄いが、藤森さんは、無視をする。



「ねえ、雄一さん」



「ん? 何藤森さん」



「キスして良いですか?」



「「「はあ?」」」



3人の殺気が、爆発的に上昇する。



「藤森さん。落ち着こうか」



「すいません。我慢出来ません、頂きます」



藤森さんの顔が、近づいてくる。



「させるか!」



「キャン!?」



優が、手刀で、藤森さんを気絶させた。



「兄よ! 大丈夫か!」



「ああ、大丈夫だ」



「さてと」



優は、俺の無事を確認すると、藤森さんを担ぎ上げる。



「優、藤森さんをどうするんだ?」



「これか? もちろん警官隊に、連れていく」



「いやいや!? そこまで、しなくて良いから!?」



「雄一さん。貴方は、甘すぎです」



三上さんが、そう言う。



「でも、それが、俺だから」



「「「はあ………」」」



3人は、ため息をしていた。




□□□











「すいませんでしたーーーーーー!」



藤森さんは、目覚めた瞬間、俺に土下座をした。



「全く兄が、許してなかったら、間違いなく、警官隊に、捕まっていたぞ」



優が呆れて、そう言う。



「雄一君って、本当に、男神よね~」



「男神では、無いですよ仙波先生。彼は、スーパー男神人ですよ」



「いや、それも違う。藤森さん、俺は、気にしてないから、大丈夫だよ」



「うう、全く意識されてない………」



藤森さんは、何故か落ち込んでいたが、立ち上がる。



「とにかく今日は、中止だな、皆に、伝えて来る」



そう言って、優は、保健室を出ていった。



「じゃあ、俺は、帰りますね」



「私護衛します!」



「わ、私も!」



「じゃあ、雄一君、皆また明日ね」



俺は、藤森さんと三上さんに、護衛されながら、家に帰った。


読んで頂きありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ