表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
男子が極端に少ない世界に転移し女装して、高校に通う話  作者: ゆう
第1章波乱の転移生活
8/423

第6話俺入学式にて新入生代表挨拶をする

6話です。

千代と友達になった後入学式の時間になるまで話す事にした。



話しているとやはり兄(本当はいないが)の事を、教えてほしいと言われた。



私は(自分の事だが)兄について話した。



「そんな漫画の主人公のような人本当にいるの?」



そんな事を言われた。



どうやらここの世界の男性は女性に厳しいらしい。



「兄は女性を差別する人ではない」



「凄いよ!? 早く会ってみたいな~」



目の前にいるぞ! ………とは流石に言えない。



「あ、ゆ、ゆ、ゆ、優さん、千代さんやはりここにいましたね」



話していると川井先生が入ってきた。



というか川井先生早く慣れてください。



「他の生徒はもう体育館に集まっていますよ」



「「えっ?」」



直接体育館に集まるのか? 聞いてないんだけど。



「ゆ、ゆ、ゆ、優さんはともかく千代さんの方は自宅に、送ったお知らせの紙に書いていたはずですよ」



「えっと………えへへ」



千代はしまったなあという顔をしながら頬を掻いていた。



なるほど千代はそういうのは読まないタイプか。



「オホン!? では体育館に向かいますよ」



俺たちは川井先生についていった。




□□□












「ここが体育館ですよ」



「「で、でかい」」



体育館について出た言葉が二人とも一緒だった。



「さあ並んでください千代さんは後ろから、二番目に優さんは先頭でお願いします」



恐らく番号順だと思うがさ行が一番前で、は行が後ろから二番目ってどんだけだよ。



「それでは新入生入場です!」



そう聞こえた後扉が開いた。



(さあ行くか)



(頑張るのです!)



学園長から念話がとんできた。



(頑張るか)



「新入生代表坂本優!」



あの後着席をしてから入学許可宣言、学園長式辞、歓迎の言葉等が終わりいよいよ新入生代表挨拶(宣言)私の出番が来た。



「はい!」



名前を呼ばれ私は大きな声で返事をして立った。



階段を上がりマイクの前まで行く。



「はあ………はあ………はあ」



教頭先生の鼻息が凄いことになっているがここはスルーだ。



「春の訪れにて」



私はゆっくりと読み始めた。




□□□













「すっごく良かったよ優!」



入学式が終わり教室に行く途中千代にそう言われた。



「ありがと千代! でも、読んだ内容もうほとんど覚えて無いけどな」



緊張しているつもりは無かったんだけど、読み終わった後肩の力が抜けたな。



「Hey! そこのお二人さん!」



千代と話していると急に声をかけられ、二人で振り返ると銀髪の長身の女の子が立っていた。



「私の名前は太刀川たちかわメアリーだよ! よろしくネ!」



「私は坂本優よろしくな」



「私は藤森千代よろしくね太刀川さん!」



「メアリーで大丈夫だヨ!」



「そうかじゃあよろしくなメアリー」



そう言って私はメアリーと握手した。



それにしてもハーフの方(美少女)かな?



「Oh! 男性みたいな口調! 男性のような手のひら! 優さん貴女もしかしテ!」



またか!? またなのか!? しょうがないこうなったら。



「実は兄がいてなこういう口調になった」



「Oh!? お兄さんですカ!?」



「ちょっと優!? 何で言っちゃうの!?」



言い訳にはもってこいだなこれ後千代何故キレる?



「千代さんは知ってたのですカ!? ズルいですヨ!?」



「ライバルは少ない方がいいじゃない!?」



「それでもズルいですヨ!?」



女二人の言い争いが始まった………なんだこれ?



「まあ当然なのです!」



「ビックリした!?」



いつの間にか学園長が隣にいた。



「学園長当然とはどういうことですか?」



私はすぐ冷静になり聞いた。



「この世界男女比1:50の割には、重婚を禁止しているなのです!」



マジか。



「下手したら人間滅びません?」



「滅びそうなのです!」



マジか(2回目)



「この世界の上の人何してんですか?」



「上の人間には今の状況理解している人が余りいないなのです」



マジか(3回目)って、いい加減しつこいな何回マジか(4回目)って思えばいい!?



「………とりあえずあれを止めるか」



「はいなのです!」



私と学園長は未だに言い争いしている、二人の仲介をするため近づいたのであった。

読んで頂きありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ