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男子が極端に少ない世界に転移し女装して、高校に通う話  作者: ゆう
第1章波乱の転移生活
74/423

第72話俺と夏休み最終日

72話です。

「「「………」」」



さて、いきなりだが、俺、藤森さん、太刀川さんは、俺の部屋(文美さんの家)にいる。



え? 何をしてるかって? それは、だな。



「「うえ~ん! 宿題が終わらないよ(ヨ)~!」」



この二人、全く夏休みの宿題をやっていない。



しかも、今日は夏休み最終日である! 大事な事なので、もう一度言う、夏休み最終日である!



確か、神宮寺さんから、夏休みの宿題は、必ず持ってきて、しなさいと、言われたはずだ。



俺は、何でやっていないと、聞いた所二人は。



「「戦闘訓練で、疲れたので、やってないです(ヨ)!」」



全く同じ返答だった。



「とにかく、さっさと終わらせるよ、二人とも」



「「は~い」」




□□□











「「お、終わった(ネ)」」



「お疲れ様、二人とも」



俺は、用意していたジュースを二人に出す。



「予定より、早く終って良かったー」



「そうですネ~」



そりゃそうだ、勉強会と違って、かなりスパルタで、いったからな。



「これからは、もっと早く宿題を、終わらせる事! 分かったね」



「「は~い」」



二人は、俺の部屋を出ていった。



「さてと」



俺は、携帯を取り出し、文美さんにかけた。



「はい! もしもしなのです! 貴方の嫁、文美なのです!」



「嫁では、無いですね」



「つれないなのです!」



そんな事言われましても



「文美さん。お頼みがあるんですが、今から、家まで、これますか?」



「大丈夫なのです! 今すぐ行くなのです!」



文美さんは、そう言うと、携帯を切った。



俺は、携帯をズボンのポケットに、入れて、文美さんを待った。




□□□











トントン



扉が、叩かれる音がする。



「どうぞ」



「お待たせなのです!」



文美さんが、元気いっぱいに、入ってきた。



しかし、この姿も久しぶりに、見るな。



「雄一さん! 頼みって何なのです!」



そう聞かれ、俺は、一回深呼吸をする。



「文美さん。俺、皆に、とても、感謝してるんですよ」



「雄一さん?」



「だから俺、皆に恩返しがしたいんですよ、雄一の姿で」



俺が、そう言うと、文美さんは、首を横に振り。



「大丈夫なのです! 私達、神様一同も、生徒の皆さんも、いろんな事を、雄一さんにしてもらっているなのです!」



と言った。



文美さんが、そう言うが、それでは、俺の気が済まない。



「まず文美さん。俺が一番感謝しているのは、文美さんですよ」



「えっと、テレるなのです!」



「貴方が、この世界に、連れてきてくれたお陰で、皆に会うことが、出来ました」



俺は、言葉を続ける。



「前の世界では、俺に無かった物を皆に、与えてもらえました。だから俺は、皆に恩返しがしたいんですよ………駄目ですか?」



「雄一さん………」



文美さんは、困った顔をしていた。



しばらく経つと、文美さんは、ため息をし。



「分かったなのです。雄一さんの頼み了承するなのです」



「ありがとうございます!」



こうして、皆(文美さんや神様見習いも含む)に恩返しをする事が、決まった。

読んで頂きありがとうございます。

次回から、第2章雄一皆に恩返しをするが、始まります。

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