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男子が極端に少ない世界に転移し女装して、高校に通う話  作者: ゆう
第1章波乱の転移生活
73/423

第71話俺藤森さんの家でバイトする

71話です。

「さてどうするかな」



今日は戦闘訓練はお休みの日だ。



夏休みの宿題も終わってるしする事が無い。



「雄一さんおはようございます!」



藤森さんが挨拶してきた。



「おはよう藤森さん」



「突然ですが雄一さんにお頼みがあります」



「何かな?」



「私の家の手伝いをしてください!」



「手伝いって喫茶店の?」



「はい! そうです。今日バイトだった人が来れなくなりまして」



なるほど。



「そう言うことなら手伝いを引き受けるよ」



「本当ですか! よっしゃーーーーーー!」



藤森さんはガッツポーズをしていた。



「それじゃあ、さっ「待て、千代」優どうしたの?」



俺と藤森さんが話してると優が話しかけてきた。



「兄を男性の格好で働かせるつもりか?」



「もちろんそうだよ!」



「馬鹿者! そんな事をしたら、兄がいなくなった途端人が来なくなるぞ!」



「どういう事だ優?」



俺はそう聞く。



「兄よ男性は滅多に働かない。理由は女性が怖いからだ」



「ああ、なるほど」



俺は納得した。



「どういう事なの?」



藤森さんがそう言う。



「千代、流石に理解をしろつまりだお客さんが来て、兄のまま接客をするとそのお客は毎日来るようになるだろう、しかしだ兄がいないと分かるとそのお客は来なくなる」



「つまり?」



「俺目当てのお客がいっぱい来るけど、俺がいないと分かると来なくなるって事だよ藤森さん」



「ああ、なるほど雄一さん優しいし女性が怖くないから」



藤森さんは納得した。



「という事でだ兄よ。行くなら鈴花の格好でだ」



「了解」



俺は鈴花の格好をする為部屋に向かった。




□□□











「大丈夫だな」



「兄よ私達が、何度も確認したいるから大丈夫だ」



「そうですよ、ゆう………じゃなかった鈴花さん!」



神宮寺さんのヘリコプターで、例により文美さんの家に着陸した。



今は、藤森さんの家(喫茶店藤森)の前にいる。



「兄よ後から皆来るようだ」



「了解」



「んじゃ入るよー」



チリンチリン



「お母さんただいま~」



「お帰り千代。あら? もしかして、その子達が電話で言ってた?」



「そうだよ! 一緒のクラスの優とお姉さんの鈴花さん」



「「よろしくお願いします」」



「よろしくね! 私は藤森渚だよ。所で接客は大丈夫?」



「「はい大丈夫です」」



「頼もしいねじゃあ開店だ!」



こうして俺と優の初めてのバイトが始まった。




□□□











「姉よ! これを3番テーブルに!」



「了解!」



今はお昼の時間だ。



お客さんが沢山来ている。



「渚さん! 5番テーブルのお客さんが、珈琲をもう一杯飲みたいそうです!」



「あいよ! しかし今日は何でこんなに忙しいんだ!」



渚さんがそう言う。



「ん?」



俺はお客さんの中に、見覚えのある顔を見つける。



「あれ? 神宮寺さんの所のメイドさん?」



何故か鼻血を垂らしている。



「あ、ばい! ゆう………じゃなかっだ鈴花ざん!」



「何でここに?」



「お嬢様の命令でず!」



なるほどよくよく見ると、お客さんの中に神宮寺さんの家で見た人がちらほらいる。



皆鼻血を垂らしてるし。



「もしかして、全員、神宮寺さん、関係の人ですか?」



「ばい!」



なるほどじゃあ全員私が、雄一って知ってるな。



「来ましたわよ! 鈴花さ………ブハッ!?」



ちょうどよく神宮寺さん達が来た。



神宮寺さんは鼻血を吹き出し気絶した。



「Oh! 鈴花さん! とっても似合ってますネ!」



太刀川さんが目をキラキラさせながらそう言う。



「素晴らしい」



月下さん何が素晴らしいんですか?



「お持ち帰って良い? 鈴花ちゃん?」



駄目です桃さん。



「………」



三上さん鼻血を垂らしながら笑顔にならないで。



何で皆………ああ、そうか。



今、俺の格好は、メイド服だ。



「とりあえず鼻血は私が掃除しますね」



「よろしくね鈴花ちゃん。全く我が娘ながら情けない」



桃さんは気絶した娘を背負う。



「ご注文をどうぞお客様」



皆が席につくと優が注文を聞きに行く。



ちなみに優がチャイナ服、藤森さんは私と同じメイド服だ。



「鈴花さんが来てほしいですわ」



神宮寺さん復活早くないですか?



「今、姉は貴女の鼻血を掃除している我慢してください」



「………」



優にそう言われ神宮寺さんは黙った。



この後も神宮寺さん関係の人が、いっぱい来て喫茶店藤森は過去最高の売上を記録した。


読んで頂きありがとうございます。

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