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男子が極端に少ない世界に転移し女装して、高校に通う話  作者: ゆう
第1章波乱の転移生活
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第69話俺と優(文美)の誕生日後編

69話です。

side雄一



「一番、藤森千代! 雄一さんと優の為に歌います!」



食事を皆で食べ始めしばらく経つと、カラオケ大会が始まった。



どうやら最初に歌うのは藤森さんのようだ。



さてと俺は皆が、カラオケに夢中になっている隙にと。



「雄一さん。何処に行かれるんですか?」



あっさり三上さんに見つかった。



俺は三上さんに事情を話す。



「そう言うことなら私が護衛します」



「ありがとう三上さん」



俺と三上さんは、こっそり体育館を抜け出した。



「三上さん。着替えるからちょっと待ってて」



「はい!」



俺は着替えに行った。



「お持たせ三上さん」



俺は速攻で着替え三上さんに声をかけた。



「ゆう………どなたですか?」



今俺は祭りの時に、なった鈴花の姿になっていた。



ちなみに、着ているのは制服だ。



「俺だよ三上さん」



「えっ!? 雄一さんですか!? ………女装の姿尊い」



何処が尊いなのだろうか?



「じゃあさっさと行って帰って来ますか」



「了解です!」



俺と三上さんは町へ向かった。




□□□











「さて何を買うか」



今俺と三上さんは、デパートにきている。



あんまり高いものだと駄目だな。



「鈴花さん。これなんてどうでしょうか?」



ちなみに女装しているときは、鈴花と呼んでほしいと言っている。



「三上さん。何で箸なの?」



「はい! 見た所優さんは、大食いですよねだから新しい箸でご飯をいっぱい食べてもらおうかと」



なるほど確かに優(文美さん)は大食いだ。



「う~ん。もうちょっと考えても良い? 三上さん」



「はい!」



俺は周りを見渡す。



「ん?」



俺の視線が、あるコーナーの所で止まる。



「服のコーナーか」



俺と三上さんは服のコーナーに入る。



「いらっしゃいませ!」



店員さんの元気な挨拶が聞こえてきた。



俺と三上さんは、服を見る。



「これなんてどうでしょうか? 鈴花さん」



三上さんは服を一着取り俺に見せてくる。



サイズは大きいな。



「う~ん………うん?」



ある服の前で目が止まる。



「これだな」



俺は白いワンピースを手に取る。



ふむ、値段も高くないサイズもぴったり。



「えっ? 優さんには小さいと思いますが」



「これで良いんだ」



「?」



三上さんは首をかしげていたが、俺は気にせず買った。



「ありがとうございました!」



ちなみに箸も購入した。



さて、学校へ帰るか。




□□□











「兄よ! 何処だ!」



「「「雄一さん(君)! 何処にいるの~!」」」



学校に戻って見ると大騒ぎになっていた。



やっぱり町に行くと言っておけばこんな事にはならなかったかな?



「兄よ! ここにいたか!」



優が俺と三上さんを見つける。



流石優だ女装していても俺だと分かるようだな。



優は三上さんを睨む。



「三上さん。あんた兄に「誤解だ優」そうなのか?」



優が三上さんを問い詰めそうになったので俺は間に入る。



「誕生日プレゼントだ優」



俺は買ったワンピースと箸を渡す。



優は目を見開く。



「改めて誕生日おめでとうだ優その………黙って出ていったのは、ごめんどうしてもお前に誕生日プレゼントを買いたかったからな」



「………」



「優?」



反応が無かったので呼んでみた。



「………はっ! 嬉しすぎて意識が飛んでいたぞ! 兄よ!」



「気持ちは物凄く分かります。優さん」



分かるんだ。



「それでは私は、皆に兄が見つかったことを言ってくる」



優はスキップをしながら行った。



「雄一さん」



「何? 三上さん?」



「私の誕生日は、10月20日です!」



………はい?



「えっと「10月20日です!」りょ、了解!」



三上さんからの、謎の圧力によって俺は頷いた。



この後優から、事情を聞いた全員が俺に誕生日を言ってきた。



優が却下と言っていたが、俺が食べ物でも良い? と聞くともちろんです! と元気な声で言われた。



優はため息をついていたが、兄だから仕方ないかと言っていた。



「さあ、カラオケの続きをしますわよ。雄一さんも歌ってください」



「分かりました」



どうやら俺が出ていった事により、カラオケ大会が止まっていたようだ。



俺はお詫びにラブソングを歌った。



歌ったら全員が鼻血を吹き出した。



俺が慌てて、救急車を呼ぼうとすると優が鼻を押さえながら、大丈夫だと言っていた。



何はともあれ俺の歌が終わり、誕生日会も終了した。




sideout雄一











side優(文美)



「これで良しなのです!」



私は誕生日会が終わった後、一旦家に取りに行きたい物があると言い戻ったなのです。



それは嘘で実際は雄一さんに、買って貰ったワンピースと箸を部屋に飾るためなのです!



「ふふふ、雄一さん」



また貴方との思い出が増えたのです!



トントン。



「優大丈夫か?」



おっと遅かったせいか雄一さんに、心配されてしまったなのです!



「はーい! 今行く!」



私は急いで準備をし、雄一さんの所に向かう。



「皆すまない。遅れた」



「大丈夫ですわ!」



「ねえ雄一さん。戦闘訓練ってどんなことするんですか?」



「そうだなあ」



ちなみに明日から、三上さんも参加するなのです!



「さあ、優さんも乗ったので出発ですわ!」



ヘリコプターが飛び島に向かって飛び始める。



「兄よ」



私は隣にいた雄一さんに抱きつく。



「どうした優?」



「大好きだ」



私は、満面の笑みでそう言った。




sideout優(文美)


読んで頂きありがとうございます。

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