第58話俺と決戦前
58話です。
「さて桃さんをどうやって止めるか、話し合おうかあのままだと、雄一さんを自分の物にするまで暴れそうだから」
月下さんの奥義で学園長の家に戻って、しばらくたち二人が起き話し合いが始まる。
「まずお母さんの戦闘力は恐らく私達三人が組んで、戦ったとしても負けますわ」
強すぎじゃね? てか、引退したんじゃ無いのかよ。
「会長確か桃さんは引退して十年以上は、経っているはずどうしてあそこまで強いんだ?」
優がそう聞く。
「引退をしたと言っても大会に出なくなっただけですわお母さんは、実際は力が衰えないように体をかなり鍛えてますわ」
マジか。
「何か勝つ方法は無いんですか?」
俺はそう聞く。
「………一つだけありますわ」
会長がそう言う。
「沙耶香もしかして絆ブーストかい?」
絆ブースト?
「絆ブーストって何ですか?」
「絆ブーストは異性との絆が深いほど、使用者の身体能力をアップさせる究極奥義だよ」
何か凄そうな技だな。
「だが歴代の神宮寺家でも使用できたのは、初代当主神宮寺梅さんだけだ」
と言うことは神宮寺(母)さんも習得してないのか。
会長が習得出来るのか?
「習得出来なかったのは理由がありますわ初代様しか、男の方と親しくならなかったんですわ」
「「はい?」」
俺と優は全く同じ反応をした。
「どういう事だ会長?」
優がそう聞く。
「初代様は男の方と親しくなれましたが、他の当主は親しくなることが出来なかったんですわ」
「「えっ!?」」
じゃあ何で神宮寺さんや他の当主の方は生まれたんだ?
「人工受精だよ雄一さん、優ちゃん」
なるほど。
「じゃあ絆ブーストのとっく「それは、私は、賛成できない」何故ですか月下さん?」
俺が早速特訓を開始しようと言おうとすると、月下さんが待ったをかける。
「雄一さん絆ブーストは君にかなりの負担をかける事になる、文献で見たことがあるんだが絆ブーストを使った際、男性の方が倒れてしまい一週間ほど目覚めなかったとある沙耶香もその事が気になるんだよね?」
「そうですわねそれが心配ですわもし雄一さんに、何かあると思うと………やはり使えませんわ」
月下さん、神宮寺さん………
「だからそのあ「俺は大丈夫です」雄一さん!?」
めっちゃ驚かれた。
「話を聞いてなかったのかい雄一さん!?」
月下さんがそう言う。
「勿論聞いてましたよそれしか、勝つ方法が無いんですよね? だったら多少のリスクは覚悟の上です」
「雄一さん………」
会長は心配そうな顔をする。
俺は会長の頭を撫でる。
「ふえっ!?」
「神宮寺さん俺は絶対に大丈夫ですだからやりましょう! 絆ブーストを」
「………大丈夫じゃ無かったら、私怒りますからね雄一さん」
神宮寺さんが涙目でそう言う。
「大丈夫ですよ! 約束です!」
「では特訓開始ですわ! お母さんは恐らく、ここへ向かっていると思うので急いで習得しますわ!」
そう言って神宮寺さんは俺の手を掴み走る。
優は困った兄だと言い月下さんは、さらに惚れたと言っていたが俺と神宮寺さんには聞こえなかった。
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