第55話俺と探索
55話です。今回は、ホラー要素ありです。
「さてと今日はどうするか」
今日は土曜日である。
しかしこれといって予定が無く困っている。
文美さんも出かけている。
「じゃあ改めてこの城の中を見てみるか」
という事で俺は着替えて探索を開始した。
「まず何処に入ろうかな?」
俺は扉が並んでいる廊下を見る。
「とりあえず手前から見てみるか」
俺は扉を開ける。
「うお! パソコンがいっぱいある!」
まるでパソコン室だな。
「まあいいか適当に起動させて見るか」
俺は何となく前から三番目のパソコンを起動させた。
「やっぱりと言うかなんと言うか」
俺はここ最近の事件を見てみた。
内容は女性が男性に、セクハラをした事件がとても多かった。
まあ調べるのはこんくらいにして。
「ん?」
ホームページを閉じてふと画面の左側を見ると、文美の秘密ファイルなのです! と書かれた物があった。
「ふむ」
俺はいけないと分かりつつ開く。
「パスワードを入力するなのです!」
パソコンから文美さんの声でそう言ってきた。
ふむパスワードか。
「0810っと」
適当に俺の誕生日を入れてみた。
「ログインなのです!」
「ログインすんのかよ!?」
マジか文美さん!? 俺の誕生日がパスワードって、いったいどんな内容が!?
「………え?」
俺は予想外の物が映り声を出してしまう。
「俺の………写真?」
何時撮ったのか分からないが授業を受けている写真、お昼を食べている写真、寝ている写真等様々な、写真があった。
「文美さん。これストーカーがすることや」
俺は頭をかかえた。
「見なかった事にしよう」
俺はパソコンをシャットダウンしパソコン室から出た。
□□□
「さて次は何処に行くか」
最初がインパクトがありすぎて、正直もうどんな部屋が来ても慌てんぞ! あ、見なかった事にするんだった。
「とりあえずこの部屋の中に入ってみるか」
俺は扉を開けた。
「………え?」
俺はまたそんな声を出してしまう。
「漫画?」
俺は一冊漫画を手に取り内容を読む。
「!?」
内容を見た瞬間俺は絶句してしまった。
何故なら。
「俺が文美さんとピーーーーしてる内容………だと」
文美さん………これはレベルが高すぎる!? 何か俺が鞭持って、文美さんの事叩いてるし!?
「雄一さん」
俺はビクッ!? として声がした方を見る。
文美さんが目からハイライトを消して立っていた。
「見ましたね? 私の秘密を」
「いや………あの………えっとすいません」
「許さないなのです!?」
「ギャーーー!?」
俺は意識を失った。
□□□
「う~ん」
「あ! 雄一さん目が覚めたなのです!」
「あれ? 文美さん。ここは………俺の部屋ですか?」
「そうなのです! しかしびっくりしたなのです! 雄一さん急に倒れたなのです!」
急に倒れた? そうだっけ?
「う~ん………ベッドの上にいるって事は、そう言うことかな」
「そう言うことなのです! 雄一さん私お腹が、減ったなのです! 何か作ってくださいなのです!」
時計を見ると14時になっていた。
「それじゃあ何か作りますか」
俺はそう言い立ち上がる。
しかし何で俺は倒れたんだ? 疑問は残るがまあいいか。
俺は料理を作る為、キッチンへと向かった。
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