第52話私と女装ネ!
52話です。今回は、メアリーsaidからです。
saidメアリー
「優さん。頼みがありますネ!」
「お、おう何だ?」
私は朝一番に教室に来て優さんを待ったネ。
流石優さんですネ! 朝の7時には学校に到着するネ!
さて私は前々から、雄一さんにやってほしい事があるネ!
それは。
「雄一さんを女装させても良いですカ!」
「………はい?」
優さんの目が点になりましたネ。
「優さんは見たくないんですカ! 雄一さんのメイド服制服等ヲ!」
「え、え~」
優さんが引いてますネ。
「何故引くんですカ! 雄一さんのような可愛い容姿をした人を、女装させる………ロマン何ですヨ!」
「確かにロマンなのです!」
ふと声のした方を見ると学園長がいましタ。
「え、学園長! どうしてここに?」
「廊下を歩いていたら声が聞こえて、きたので聞いていたなのです!」
優さんは何故かため息をし。
「やらせるんですか兄に」
「はいなのです! 今日早速行いますなのです! 太刀川さんも、是非とも来てくださいなのです!」
「Oh! 学園長ありがとうなのですヨ~」
私は思いっきり学園長を抱きしめたヨ。
「た、太刀川さん苦しいなのです」
「おっはよー! あれ? 学園長が何でここに?」
私は千代さんが来るまで、学園長を抱きしめていましたネ。
□□□
「雄一さん! 部活合宿以来の再会ですネ!」
今私は学園長の家にいますネ。
そう言って私は雄一さんに抱きつくネ。
「こらメアリー兄が困った顔をしているぞ」
優さんは、雄一さんに抱きついていた私を無理やり引き剥がす。
「Oh! 優さん! もうちょっとだケ」
「今日は、兄を女装させに、来たんじゃないのか?」
「そうでしタ!」
早速私は学園長が、用意した服の中からメイド服を取り出ス。
「まずはメイド服ですネ!」
「さあ雄一さん! お着替えなのです!」
雄一さんは嫌そうな顔をしつつもメイド服を受け取り、着替えの為用意された部屋に入って行ったネ。
「………着たぞ」
しばらくすると扉が少し開き、雄一さんの声が聞こえてきた。
「Oh! では雄一さんどうぞ!」
私がそう言うと、雄一さんが入って来る。
「「「!?」」」
私の目の前にメイド服を着た天使がいた。
saidoutメアリー
said雄一
さてメイド服を着て出で行ったが、太刀川さん、文美さん、優(川井先生)の反応がない。
「「「ポ~」」」
何か三人とも見とれているような顔をしていた。
「お~い三人とも何か反応してくれ」
「「「はっ! 天使様」」」
「いや誰が天使だ」
俺は、思わずそう突っ込みを入れる。
「こうしちゃいられないなのです!」
学園長が、何処からかカメラを取り出し写真を撮り始める。
「ちょっ!? 学園長勝手に写真を撮らないでください!?」
「大丈夫なのです! 学校の皆に配るだけなのです!」
「全然大丈夫じゃない!」
俺はそう言いカメラを取ろうとする。
「よっとそう簡単に、捕まらないなのです!」
「雄一さん。次はこれに着替えてください」
太刀川さんは、空気を読まず学校の制服を出してくる。
「ちょっ!? 太刀川さんこの状況で、それは無いです!」
「無くは無いだろ兄よ今日は兄の女装の為に、来ているのだから」
「そうだけど」
「ならばさっさと、着替えて私達を満足させろ」
「………分かったよ」
写真を撮ることには、納得いってなかったが俺は仕方なく着替えた。
「着替えたぞ」
俺は東浦学校の制服を着て出ていった。
「「「女神様」」」
………ランクアップしてない?
この後もナース、バニーガール、水着等を着せられた。
水着の格好では三人とも鼻血を吹き出した。
太刀川さんは水着の破壊力やべえと、言っていたがそんなにやばいか?
ちなみに水着は女性が着るビキニタイプで、へそが丸見えになっていた。
翌日文美さんにより俺の女装写真は、全校生徒に配られ鼻血を吹き出した生徒が続出したそうだ。
鼻血の問題は何とかしないといけないなと俺は思った。
読んで頂きありがとうございます。




