第50話私と美人さんの悩みですわ!
50話です。今回は、会長と月下美人先輩が中心の話です。
「「………はあ」」
神宮寺沙耶香ですわ! 部活合宿が終わり2日後、今私は月下先輩と一緒に学食にいますわ。
え? 何で二人してため息をしたのかと。
ため息もしたくなってしまいますわ! ………だって。
「「雄一さんとの赤ちゃんプレイ物凄く気持ち良かった」」
雄一さんとの赤ちゃんプレイは、物凄く気持ちよく私ははまりそうだった。
それは月下先輩も同じようで。
「雄一さんがいけないのよあんな快感を与えておいてその後は、放置なのですから………ああ、思い出すだけで体が!」
そう言って月下先輩はあの時の事を思い出した為か、体をくねくね動かす。
「そうですわね。ああ、体が!」
私も思い出してしまい体をくねくね動かす。
「何やってるんですか? 会長、月下先輩」
私達がくねくねしていると、優さんがそう声をかけてきた。
そうだ! 優さんに頼んで雄一さんに………ちょっと待ちなさい沙耶香、優さんは恐らく重度のブラコンもし会いたいとこちらから言った場合、絶対に理由を聞かれる。
理由を離した場合………恐らく。
「はあ? そんな変態を兄に会わせるわけないでしょ!?」
そう言われますわね。
「ねえ優ちゃん! ゆうい「ちょっと待ったーーーー!?」むぐ!?」
私は慌てて、月下先輩の口をふさぐ。
「あの?」
優さんが心配そうな顔をしてくる。
「な、何でも無いですわ!? では!?」
私は月下先輩を無理やり、引っ張るかたちで学食を出ていった。
□□□
「もう! 沙耶香なにするの!?」
「そちらこそ何を言い出そうとするんですか!? 美人さん!?」
美人さんがそう言ったので私も言い返す。
ちなみに私達は、仲が良く二人っきりの時は名前で呼びあっている。
年上なので私から名前を呼ぶときはさんをつけていますわ。
「あの場で優さんに雄一さんに会いたいと、言ったとして何と答えてましたか?」
「優ちゃんに、隠し事は駄目だから正直に言ってたよ」
「アウトですわ!?」
私はそう突っ込みを入れましたわ。
「何処がアウトなのよ!?」
「王様ゲームの時の事を、思い出してください!?」
「王様ゲーム? ………ああ」
どうやら美人さんも思い出したようだ。
「優ちゃんってどう見ても、ブラコンだよね〜」
「そうですわ! 馬鹿正直に言った場合、二度と会わせないと言われかねないですわ!」
もし雄一さんに二度と会えなくなった場合。
「沙耶香、顔が真っ青だよ」
「美人さん、貴女も真っ青ですわ」
二人して同じ事を考えたらしい。
雄一さんに二度と会えない、そう考えると………うっ!? 吐き気が。
「あれ? 神宮寺さん、月下さん、どうしたなのです?」
声のした方を見ると学園長がいた。
「「学園長!?」」
私と美人さんは学園長の前で土下座する。
「ちょっ!? 何事なのです!?」
「「お願いがあります。雄一さんに会わせてください!?」」
「えーと………理由を話してくださいなのです」
そう言われ私達は理由を話した。
saidout沙耶香
said文美
「え、え~」
私は引いていた。
これは予想外なのです。
「まさか真面目な部類に入るお二人が、そんな変態プレイにはまるなんて」
「「まだはまってません!?」」
「いや会いたい理由がそれだと、全く説得力がないなのです」
「「うっ!?」」
私がそう言うと二人は胸を押さえる。
「しかしもう一回赤ちゃんプレイをしたいですか。流石の雄一さんもドン引きな予感なのです」
「「グハッ!?」」
二人は吐血した。
………まあ。
「お二人がそうなったのは私のせいでもあるなのです! なので、雄一さんに会わせるなのです!」
「「本当ですか!?」」
私は二人に詰め寄られた。
「はいなのです! でも、雄一さんには、理由は言いますよ良いですね」
「「………はい」」
「では今日の放課後行くなのです!」
「「今日ですか!?」」
そう、突っ込みをされたが、私はスルーし雄一さんに話をするため教室へ向かった。
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