第41話俺と運動部
41話です。
「テメエらよく聞け! 今日は雄一さんが、見学に来るんだ! 何時も以上に気合い入れていくぞーーー!」
「「「オーーー!」」」
ホテルに到着が遅れてしまっが、それから各部活指定の場所で合宿を始めている。
ちなみにホテルの名前は、安らぎのホテル三上だ。
今俺は優と一緒にアメフト部の合宿の様子を見に来ている。
俺が見えた為かアメフト部の主将が、いきなりそう叫び部員達も声を上げた。
「何時も通りの練習で大丈夫ですよ」
「「「はうっ! 雄一さんが心配してくれた! これでこの夏は戦える!」」」
「兄よ逆効果だ」
ふむ応援とは難しいものだ。
そんな事を考えているとアメフトのボールが、俺に向かって飛んできた。
優が俺の前に立ちボールをキャッチする。
「大丈夫か兄よ!?」
「ああ、大丈夫だ」
優が取らなかったら俺が取ってたし。
「アメフト部の「「「すいませんでしたーーー!?」」」うおっ!?」
アメフト部にボールを渡しに行こうとしたら、目の前でアメフト部全員が土下座していた。
「優が取らなくても俺が取っていたので大丈夫です!」
「え………それって私が必要無いって事?」
優が悲しそうな表情で、そう聞いてくる。
「そんな事はないぞ優、ボールを取ってくれてありがとう」
そう言って俺は優の頭を撫でた。
優は、だらしない顔をして気持ち良さそうにしていた。
「「「いいな~優ちゃん」」」
アメフト部の部員全員が羨ましそうに見ていたが、俺は構わず撫で続けた。
□□□
「次はドッジボール部だ兄よ」
どうやらドッジボール部は、体育館を借りているようだ。
「では入るぞ兄よ、たのもー」
優がそう言い入って行く。
いや、優よその言い方だと道場破りと勘違いされるかもだぞ。
「おお、来たか坂本兄妹、私がドッジボール部主将朝比奈廻だよろしく頼む………バスで抱きついてすまない」
「よろしくお願いします。改めて、坂本雄一ですよろしくお願いします大丈夫ですよ」
「妹の坂本優です。よろしくお願いします」
朝比奈さんと軽く挨拶を交わす。
「では皆坂本兄妹が、来たところで練習再開だ!」
「「「はい!」」」
朝比奈さんがそう言うと、部員は一斉に練習をし始めた。
動きが凄く速い。
「うおーーー! 雄一さんが見てるぞーーー!」
「何時も以上に頑張るぞーーー!?」
「私の美技を見てください! 雄一さん!」
皆張り切っていた。
ドッジボールに美技何てあるのだろうか?
「所で優ちゃんドッジボール部に入る気は無いか?」
優は、早速朝比奈さんに勧誘されていた。
「私は生徒会に入っているので、すいません無理ですね」
「そうか」
朝比奈さんは残念そうにそう言った。
□□□
「次は野球部だ兄よ」
「野球部か」
「あ、雄一君! 優ちゃん! いらっしゃい私野球部主将、由利原要だよ! よろしくね!」
グラウンドに来たら早速自己紹介をされた。
「それにしても………えい!」
いきなり抱きつかれた。
「ちょっ!? 由利原先輩!?」
「うーん素晴らしい抱き心地頬っぺたすりすり」
頬っぺたを頬をすりすりされる。
「止めんか要!」
「痛い!?」
誰かが由利原さんを頭を叩く。
「痛いよみゆっち」
「あんたが悪い! 私は、武田深雪よろしくね」
「よろしくお願いします」
「よろしくお願いします。兄を助けて頂きありがとうございます」
「いえいえ、要練習行くよ」
「了解! あ、雄一君、優ちゃん一緒に来る?」
「「はい」」
俺と優は由利原さんと武田さんの後をついていった。
野球部の練習の様子を見たら、今日一日の予定は終わってしまったので、俺と優はホテルに向かった。
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