ハーレムルート編第23話俺と皆と体が縮んだ日前編
すいません遅くなりましたハーレムルート第23話です。
「ふむ問題は無かったな」
見回りが終了し優がそう言う。
「じゃあ部室に戻りますか」
三人で部室に行く。
「雄一さ〜ん!」
後ろを見ると白衣を着た女子生徒が、手を振りながら俺に近づいて来ていた。
「え〜と確か貴方は」
「実験部の三嶋薫です!」
「兄に何のようですか?」
優がそう言う。
「雄一さんにこれを」
何やら薬を渡してきた。
「「………」」
「きゃあ!?」
二人は三嶋さんを押さえつけた。
「どうした二人とも」
「兄よどうなるか分からないから、絶対に飲むなよ!」
「優さんの言う通り飲まないでくださいね」
「危険な薬じゃ無いですよ!?」
「えっと何の薬ですか?」
「肩こりに効く薬です!」
「ふむ」
俺は薬を飲む。
「「ちょっ!?」」
「………」
パタリ。
俺は意識を失った。
□□□
「う〜ん」
俺は起き上がる。
どうやら保健室のようだな。
「ん?」
自分の体を見る。
「体が縮んでる?」
俺は保健室にある鏡で自分の姿を見る。
「………小学生くらいか?」
まあこうなったのは、優と岸さんの飲むなって言葉を無視した自分が悪いな。
「「「はあ………はあ………はあ」」」
「ん?」
鼻息が聞こえたのでそちらを見る。
「はあ………はあ………はあ雄一君これ着て」
仙波先生はフリフリの、ワンピース(子ども用)を見せてきた。
ちなみに今の俺の格好は、上着が地面についているだけで、下には何もつけていない。
「はあ………はあ………はあ雄一君下着はこれをつけてくれ」
優がもはや下着として、機能していない物を見せてきた。
「三嶋さんこれ何時戻るんですか?」
「………」
三嶋さんは鼻血を垂らしながら、気絶していた。
「………奥義、避雷針記憶の型」
俺は逃げ出した。
□□□
「って校門?」
家まで瞬間移動をしようとしたが、移動したのは校門の前だった。
「そうか小さくなったから、移動距離が短くなったのか」
なら早く逃げないとな。
「………」
ヒョイっと誰かに抱っこされた。
「………」
抱っこした人の顔を見ると、三条さんだった。
「………」
三条さんは誰もいない事を、確認すると祭政学園に向かって走り出した。
「あの?」
「雄一君お姉ちゃんと一緒に遊びましょうね〜」
にっこりしながら、三条さんはそう言った。
読んで頂きありがとうございます。




