ハーレムルート編第21話俺と皆と兼任
すいません大分遅くなりましたハーレムルート第21話です。
「やあ皆お疲れ様」
校庭に行くと月下さんが手を振っていた。
「異端審問部の部員は無事ですか?」
「無事だよ」
月下さんが指差す方を見ると、異端審問部の部員がいた。
「皆!」
糸原さんは走って近づいていった。
「所で月下さん異端審問部の人達を、狙わずこれだけの人数をどうやって倒したんですか?」
優がそう聞く。
「奥義、敵中拳って技を使ったんだ」
「敵中拳?」
「私が敵とみなした人だけを、攻撃する奥義だよ」
「………」
凄い奥義だな。
「皆さん異端審問部部員全員怪我無しです!」
糸原さんがそう報告してくる。
「良かった」
「すまない皆聞いてほしい事がある」
月下さんがそう言う。
全員月下さんに注目する。
「先程も話した通りだが、雄一さんは異端審問部と生徒会を兼任する事になった。そこでだ」
月下さんは紙を一枚見せてきた。
「生徒会に雄一さんが来る日は、異端審問部の人も一人出てもらいたい………構わないかい?」
「「「もちろんです!」」」
「後異端審問部に藤森千代さんを、入部させますよろしいですわね?」
「はい」
「なるほどお互いを見張る為か」
「見張る為?」
「抜け駆け防止だ」
「なるほど」
「では雄一さんこれを引いてください」
目の前にくじ引きを出される。
「引いて出た方に来てください」
「分かりました」
俺は目を閉じて引く。
「………異端審問部」
目を開けると異端審問部と書いてあった。
「では今日は異端審問部ですわね」
「さてと決まった所で、寝ている連中を運ぼうか」
月下さんがそう言い皆で、気絶している人を運んだ。
□□□
「ガクガクブルブル」
「千代何を震えているんだ?」
放課後何故か藤森さんが震えていた。
「ごめんトラウマを思い出して」
「………ああ」
そう言えば藤森さん何度か、異端審問部に縄で吊るされてたな。
「千代大丈夫だ今回は、私と兄がいるからな」
「安心してください藤森さん」
俺は藤森さんの頭を優しく撫でる。
「はにゃあ〜」
藤森さんの顔が蕩ける。
「兄と千代よ早く行こう」
優が不機嫌そうにそう言う。
「優」
俺は優の頭を撫でる。
「ふふん」
途端に機嫌が良くなる。
「皆さん迎えに来ました」
俺は糸原さんが迎えに来るまで、二人の頭を撫で続けた。
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