文美ルート編第14話俺と文美と誘拐
すいません大分遅くなりました文美ルート第14話です。
「………」
「兄よ気づいているか?」
「………」
俺は無言で頷く。
「隠れてないで出て来い私も、兄も気づいているぞ」
「「「………」」」
隠れていた人達が出て来た。
「祭政の生徒か」
「優さん雄一さんを渡してもらいますよ」
「断る」
「仕方ないですね無理やり奪います!」
生徒達は襲ってきた。
「ふん!」
「「「きゃうん!」」」
優は人蹴りで全員吹っ飛ばした。
「雄一さん失礼しますわ」
「!?」
後ろから三条さんに羽交い締めにされる。
「しまった!?」
慌てて優が俺の方に突っ込んで来る。
「飛び術!」
俺と三条さんはその場から消えた。
□□□
「ここは何処だ?」
「私の部屋ですわ」
横を見ると三条さんがいた。
「三条さん誘拐は犯罪ですよ」
「少々無理やりでしたが、貴方とお話がしたくて」
「お話って何ですか?」
「文美学園長と別れてください」
「それは出来ません」
「東浦学校が廃校になるとしてもですか?」
「どういう事ですか?」
「学園長と付き合っている事が、世間にバレたら入学人数がガクンと減りますわ」
「………」
それは困るなあ。
「だから別れるべきなんですわ!」
「俺は」
ドゴーン!
「「!?」」
「何を言ってやがるなのです!」
文美さんと優が扉を蹴破って入って来た。
「文美さんと教員が話し合って、兄を学園長にする事が決まった」
「何ですって!?」
「えっとどういう事ですか?」
「学園のトップが結婚を機にトップの座を、渡す事は良くある事だ女にしろ男にしろ」
優がそう説明してきた。
「じゃあ別れなくても良いって事ですか?」
「そうなのです! ………さて」
文美さんは三条さんを見る。
「三条祭誘拐は、立派な犯罪なのです」
「………」
三条さんは黙る。
「貴女を「待ってください!」晴香校長」
晴香校長が部屋に入って来た。
「娘がすいません!」
そう言い三条校長は頭を下げた。
「えっと文美さん俺は全然怒って無いですよ」
俺もそう言う。
「雄一さんは激甘なのです………でも」
文美さんは笑顔でこっちを向き。
「そういう所が好きになったなのです!」
読んで頂きありがとうございます。