文美ルート編第10話俺と文美と母親
すいません遅くなりました文美ルート第10話です。
「………」
俺は目を覚ました。
「スウ………スウ………スウ」
隣を見ると文美さんが寝ていた。
「………」
俺は音を立てないように、ゆっくりベッドから出る。
「さてと朝食を作りに行くか」
俺は台所に向かう。
「おはよう貴方が雄一君?」
廊下で知らない人に会った。
「ここは文美さんの家です。勝手に入るのは不法侵入ですよ」
「えっと、もしかして私の事文美から聞いてない?」
「聞いてないですよ」
「じゃあ自己紹介するね………文美の母親の、寧々花ですよろしくね」
「………」
まさかの文美さんの母親でした。
「ママ〜久しぶりなのです!」
後ろを見ると文美さんが走って来ていた。
「文美私の事雄一君に、言っておいてよ」
「あ、忘れていたなのです!」
「全く相変わらず忘れっぽいわね〜」
そう言い寧々花さんは文美さんの頭を撫でる。
「えへへ」
「今から朝食を作るんですが、寧々花さんも食べますか?」
「もちろん! 雄一君の料理楽しみね」
「了解です」
俺は台所に向かう。
「文美良い旦那さんね」
「自慢の旦那様なのです!」
□□□
「う〜ん雄一君の料理美味しい〜」
「ありがとうございます」
「ママ改めて紹介するなのです! 旦那さんの坂本雄一さんなのです!」
「可愛い料理も美味しい、完璧な旦那さんね」
寧々花さんがそう褒めてきた。
「ありがとうございます」
「さてと雄一君一応聞くけど、文美は人間じゃあ無いって知ってるわよね?」
「もちろんです」
「種族を気にするタイプの人間ではないのね」
「だから言ったなのです! 雄一さんは、そういう所気にしないって!」
「まあ一応確認よ」
「ママは心配性なのです!」
「もう文美ったら」
二人は笑い合う。
(親がまともだったら、俺もこういう会話をしていたのかな?)
………止めようあの親の事を考えるのは。
「雄一君おかわりいいかしら?」
「大丈夫ですよ」
俺は寧々花さんから茶碗を、受け取りご飯をよそう。
「ママいっぱい食べるなのです!」
「ええ、雄一君のご飯美味しいから何杯でも食べれるわね!」
「おっと文美さんそろそろ学校に、行かないといけない時間ですよ」
時計を見ると何時も出る時間の五分前だった。
「本当なのです! 急いで食べるなのです!」
俺と文美さんは急いで朝食を食べた。
「「行ってきます!」」
「行ってらっしゃい」
寧々花さんに見送られ、学校に向かった。
読んで頂きありがとうございます。