文美ルート編第9話俺と文美と映画
すいません大分遅くなりました文美ルート第9話です。
「雄一さんのカレー美味しいなのです!」
今文美さんは俺の膝の上に座っている。
「それは良かったです」
「雄一さんカレー食べたら何をするなのです?」
「そうですね〜」
俺はしばらく考える。
「映画でも見たいですね」
「ではシアタールームに行くなのです!」
文美さんはそう言う。
「また恋愛映画でお願いします」
「了解なのです!」
文美さんはスプーンを置く。
どうやら食べ終わったみたいだ。
「さあシアタールームに行くなのです!」
俺と文美さんはシアタールームに向かう。
「雄一さんどの映画を見るなのです?」
シアタールームに到着すると、文美さんがそう聞いてきた。
「そうですね〜」
俺はとりあえず目の前にあった作品を取る。
「それは去年大ヒット映画なのです!」
「じゃあこれを見ましょう」
ちなみにタイトルは、君の隣にいる私だ。
「ではセットして………スタートなのです!」
映画が始まった。
□□□
「………」
何か終盤はキスシーンがとても多いな。
「………雄一さん」
振り向くと文美さんの顔が近づいていた。
「………」
俺と文美さんはキスをした。
「えへへもっとキスするなのです!」
もう一度キスをした。
「あ、映画終わっちゃいましたね」
スクリーンをまく見ると、スタッフロールが流れていた。
「良き映画でした」
「良かったなのです! 続けて見るなのです?」
「いえ部屋に行こうと思います」
「それじゃあ一緒に行くなのです!」
「了解です」
俺と文美さんは部屋に向かった。
□□□
「雄一さん何の本を読んでいるなのです?」
「恋愛小説です」
「雄一さん恋愛物が好きなのです?」
「そうですね」
今俺と文美さんはベッドに、背中合わせで座っている。
「この時間が一番心が安らぎますね」
「そう言ってもらえて嬉しいなのです!」
文美さんが笑顔でそう言う。
「文美さんありがとうございます」
「急にどうしたなのです?」
「この世界に連れて来てくれて」
おそらくだが文美さんに誘われて、この世界に来ていなかったら、ずっと暗い人生を歩んでいたかも知れないからなあ。
「どういたしましてなのです!」
「さてと小説も切の良い所ですし、そろそろ寝ましょうかね」
「は〜いなのです!」
二人で布団に入る。
文美さんは俺にくっついてくる。
「お休みなさいなのです雄一さん」
「お休み文美さん」
二人で寝始めた。
読んで頂きありがとうございます。