文美ルート編第6話俺と文美と初日
文美ルート第6話です。
「雄一さん制服とても似合っているなのです!」
「ふむ制服好きの生徒が、見たら鼻血を吹き出すな」
次の日の朝俺は東浦学校の制服に着替えていた。
文美(分身)さんと優がそう言ってくる。
「鼻血は言い過ぎだと思うが」
「雄一さん」
「何ですか? 文美さん?」
「行く前にキスしてほしいなのです!」
「………」
俺は無言でキスをした。
「………」
文美さんは無言で鼻血を垂れ流した。
「文美さん貴女が鼻血を出してどうする」
優が呆れながらそう言う。
「雄一さんが素敵過ぎるからなのです!」
「俺のせいなんですか?」
「そうなのです!」
「………まあとりあえず学校に行きましょう」
俺はそう言い玄関を開ける。
「ブハッ!?」
「はい?」
玄関を開けると藤森さんがいて、俺を見た瞬間鼻血を吹き出しぶっ倒れた。
「藤森さんどうして玄関前にいるんですか!?」
「………」
駄目だ気絶している。
「幸せそうな顔をして、気絶してるな」
優がそう言う。
「とりあえず私が保健室に運ぶか」
優は藤森さんを担いだ。
「では学校に向かうか」
皆で学校に向かった。
□□□
「どうも改めて今日から、通うことになった坂本雄一です! よろしくお願いします!」
俺はそう言い頭を下げた。
「「「………」」」
顔を上げると優以外は全員鼻血を垂らしていた。
「はいよろしくね雄一君」
川井先生も鼻血を垂らしていた。
「雄一君の席は優さんの隣ですよ」
そう言い川井先生は席を指差す。
俺は席に向かう。
「優よろしくな」
「ああ、よろしく」
「ではホームルームを開始します!」
川井先生がそう言いホームルームが始まった。
□□□
「雄一さんお話しましょう!」
ホームルーム終わると生徒全員が、俺のいる席に集まってきた。
「何を話しますか?」
「「「………」」」
皆無言になる。
「もしかして考えてなかったんですか?」
「あはは結構話しちゃってますね私達」
「そうですね」
「兄よ何か部活はするのか?」
優がそう言う。
「俺が入ったら問題になると思うのだが」
「………確かにそうだな」
「授業始めるぞ〜」
先生が入って来てそう言う。
皆席につく。
(さてと初日どうなる事やら)
俺は真剣に授業を受け始めた。
読んで頂きありがとうございます。