文美ルート編第2話俺と文美とダンスホール
すいません遅くなりました文美ルート第2話です。
「雄一さんお城に行くなのです!」
弁当を片付けていると、文美さんがそう言ってくる。
「お城ですか?」
「お城にもアトラクションがあるなのです!」
「なるほどそれじゃあ向かいますか」
俺と文美さんはお城に向かう。
「まさかこのアトラクションを使うお客さんが、来場する日が来るとは」
城の中に入ると係員の人が、驚いた顔をしていた。
「所で何のアトラクションですか?」
「男性が王子様の格好し、女性はお姫様の格好をしてお城を周るというものです」
「………」
なるほどこの世界男性が、少ないからなあ。
「では早速着替えるなのです!」
そう言い文美さんは、更衣室に入って行った。
「それじゃあ俺も着替えますか」
俺も更衣室に入って行った。
□□□
「変な所は………良し無いな」
俺はそう言い更衣室を出た。
「文美さんは………まだみたいだな」
俺は更衣室から少し離れた所に立つ。
「お待たせしましたなのです!」
文美さんが純白のドレスを着て出てきた。
「………綺麗だ」
思わず俺はそう言う。
「はうっ!」
文美さんに聞こえていたようで、顔が真っ赤になっていた。
「それでは自由に見てください!」
係員の人がそう言う。
「それじゃあゆっくり見て周るなのです!」
「ではエスコートさせて頂きますね」
そう言い俺は手を前に出す。
「はい〜」
文美さんは俺の手を取る。
「さあ行きましょう」
「流石男神と言われた坂本雄一君ですね」
係員の人がそう言う。
「あ、俺の事知ってたんですね」
「もちろんですよ! さあ彼女さんとごゆっくり」
「はい」
文美さんは彼女ではないんですがと、一瞬言おうとしたが俺は止めた。
「………」
文美さんがガッツポーズをしていたが、俺は無視した。
「改めて行きましょう文美さん」
「はい!」
俺と文美さんは歩き出した。
□□□
「最後はここで一緒に踊るなのです!」
最後にダンスホールに来ていた。
そこで文美さんにそう言われた。
「分かりました」
俺と文美さんはダンスをし始める。
「流石、上手ですね」
「ええ、先生が優秀でしたので」
「雄一さんダンスしながらですが、お話があるなのです!」
「何ですか?」
「結婚してくださいなのです!」
「………はい?」
俺は思わずダンスを止める。
「好きなのです! ずっと一緒にいてくださいなのです!」
「………しばらく考えさせてください」
「返答何時までも待っているなのです! ………さてと帰りますか雄一さん!」
そう言い文美さんは、ダンスホールを出て行った。
「俺はしばらく動けなかった。」
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