胡桃ルート第10話俺と胡桃とお好み焼き
すいません大分遅くなりました胡桃ルート第10話です。
「せい!」
「きゃあ!?」
俺はパンチで吹っ飛ばした。
「まだたくさんいますね」
一時間くらい戦っているが、一向に人数が減らない。
「皆下がって!」
ミミさんがそう言い俺達は下がる。
「奥義手刀無双!」
ミミさんは瞬間移動し全員の首筋に、手刀を叩き込む。
「「「………」」」
バタバタと襲ってきた生徒達は、倒れていった。
「これで終わりね〜」
「ミミさんってあんなに強かったんですね」
「母はああ見えても、武術の大会では優秀な成績を収めていますから」
人は見かけによらずとは、この事だなあ。
「さてと面倒くさいがまた保健室に運ぶか………兄に白井さんは家に帰った方が良い、また起きて襲ってくる可能性があるからな」
「分かったじゃあ帰るか胡桃」
「はい!」
俺と胡桃は文美さんの家に向かう。
「雄一さん手を繋いでも良いですか?」
胡桃がそう言ってきた。
「………」
俺は無言で胡桃の手を握る。
「やった!」
二人で走り出した。
「ラブラブだな」
「ラブラブなのです!」
「胡桃ちゃん頑張れ!」
三人がそう言っていたが、俺と胡桃には聞こえなかった。
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「さてと帰ってきたのはいいが、何にもする事が無いなあ」
家に到着し玄関前で俺はそう言う。
「………丁度お昼か」
腕時計を見ると丁度12時だった。
「じゃあお昼を一緒に作りましょう!」
「そうだな」
という事で俺と胡桃は台所に向かう。
「………お好み焼きかな?」
「そうですね!」
冷蔵庫の中を見ると、山芋、卵、キャベツ、牛肉、チーズがあった。
「天かす、小麦粉、青海苔、ソースもありますね!」
「それじゃあ作り始めるか」
お好み焼きを作り始める。
「良し後はホットプレートで焼くだけだな」
二人で作った為か後は焼くだけになった。
「雄一さん守ってくれてありがとうございます」
胡桃がそう言ってきた。
「恋人だから当然だろ」
俺はそう言い切る。
「でも私四天王ですよだから、守られるばかりじゃ駄目なんです!」
「………」
そう言えば胡桃って四天王の一人だったか
「じゃあお互いがお互いを、守れる関係にならないか?」
俺はそう言う。
「………私もっと強くならないと」
胡桃は力強くそう言った。
読んで頂きありがとうございます。