胡桃ルート編第2話俺と胡桃と朝の学校
すいません大分遅くなりました胡桃ルート第2話です。
「………めちゃくちゃ嫌な予感がするなあ」
白井さんに告白をされた次の日の朝、何故か生徒と教職員が仁王立ちで校門に立っていた。
「おはようございます」
とりあえず俺は挨拶をする。
「「「………」」」
無言で周りを囲まれる。
「あの?」
「雄一さん胡桃に告白されったって本当ですか?」
「………はい?」
誰にも言って無いんだが。
「何で知ってるんですか?」
「私がたまたま聞いていました」
一人の生徒が手を挙げた。
「気がつかなかったなあ」
「という事は事実ですわね………行くますわよ皆さん」
「「「了解」」」
「何処に行くつもりですか?」
俺は何処かに行こうとする、皆の前に立ち止める。
「明晰学園を潰しに行きますわ」
「いや、行かせませんよ!」
「………では雄一さんには、申し訳ありませんが強行突破させてもらいますわ!」
神宮寺さんがそう言う。
「ちょっと待つなのです」
文美さんが待ったをかける。
「学園長止めないでください」
「止めるに決まっているなのです!? 生徒や教職員が、犯罪者になりそうになっているのに!?」
「「「愛の為には犯罪者にもなります!」」」
「ならないでくださいなのです!?」
「兄よ」
いつの間にか優(分身)が隣にいた。
「何だ優?」
「皆にこう言ってやれ」
「………なるほど」
優に耳元で言われた事を言ってみる事にした。
「おい皆!」
俺が叫ぶと皆こっちを向く。
「そのへんにしないと、俺はこの学校に二度と来ないぞ!」
「「「すいませんでした!?」」」
皆俺に向かって土下座した。
「何で文美さんまで土下座してるんですか?」
優がそう聞く。
「反射的にしてしまったなのです! という事ですから、皆さっさと戻るなのです!」
文美さんがそう言うと、全員校舎の中に入って行った。
「文美さん、優ありがとう」
「ふむ、気にしなくても良いぞ兄よ」
「そうなのです! 校舎に入るなのです!」
俺達は校舎に入って行った。
□□□
「………」
ベッドで寝ながら、俺は白井さんの事を考えていた。
「とりあえず明日白井さんに会ってみるか」
この気持ちが好意なのかは、分からないだから会って話したい。
「そうと決まれば早速白井さんに、電話をしよう」
俺は立ち上がり机の上にある、携帯を手に取る。
「白井さん明日明晰学園に行っても大丈夫ですか? ………では明日行きますね」
そう言い俺は携帯電話を切った。
「楽しみだなあ」
読んで頂きありがとうございます。