祭ルート編第15話俺と祭と大事な話
祭ルート第15話です。
「良く寝ましたわ〜!」
調理室で夕食の準備をしていると、祭がそう言い入って来た。
「祭体調の方は大丈夫か?」
「ええ、大丈夫ですわ!」
「良かった………皆は起きたか?」
「まだ起きていない人もいますが、ほとんどの生徒は起きましたわ」
「今日の夕食は、量が多いぞ食べれるか?」
何せ昼食と夕食が一緒になっているからな。
「大丈夫ですわ! 皆お腹ペコペコだと思いますわ!」
「そりゃそうか皆昼食食べてないもんな」
「雄一さん運ぶのをお手伝いしますわ」
「大丈夫か?」
「ええ! 大丈夫ですわ!」
「それじゃあよろしくな」
「はい!」
俺と祭は一緒に夕食を、食堂に運んで行った。
□□□
「さてと今日は、もう寝ようかな」
俺はやる事が亡くなったので寝ることにした。
トントン
扉をノックする音が聞こえてきた。
「はいどうぞ」
扉が開いて祭が部屋に入って来た。
「どうした祭?」
「雄一さんお話がありますわ」
「とりあえず座って話そう」
俺と祭はベッドに座る。
「それで話って何だ?」
「文美さん………いえ文美学園長と話をしまして、後は雄一さんの了承を得るだけなのですが、雄一さん祭政学園に通いませんか?」
「………はい?」
俺は一瞬意味が分からなかった。
「もちろん今すぐに返事は言わなくっても、大丈夫ですわ! それでは私はこれで!」
そう言い祭は部屋を出て行った。
「………答えは決まってるんだけどなあ」
まあ、即答出来なかった俺が悪いか。
「寝るか」
俺はベッドで寝始めた。
□□□
「おはよう祭」
翌朝食堂に向かう途中で、祭と会った。
「お、おはようございます雄一さん!」
「何で緊張してるんだ?」
「だ、大丈夫ですわ」
「祭昨日の答え言って良いか?」
「えっ!? もうですか?」
「じゃあ言う「ちょっと待ってください!」分かった」
俺は祭が落ち着くまで待つ。
「………はあ、落ち着きましたわ」
「じゃあ言うぞ………祭一緒に学園生活楽しもう!」
俺は力強くそう言う。
「………嬉しいですわ!」
そう言い祭は俺に抱きついてきた。
「改めて学園ではよろしくな」
「はい! ではお母様に伝えてきますわ!」
そう言い祭は走って行った。
「楽しみだなあ」
俺は食堂に向かった。
読んで頂きありがとうございます。