祭ルート編第12話俺と祭とカレー
すいません大分遅くなりました祭ルート第12話です。
「おやもうこんな時間か、祭皆にカレーを運ぶぞ」
祭と話をしていたらあっという間に時間が経った。
「そうですわね」
二人同時に立ち上がる。
「雄一君ここにいたのね………なるほどカレーを作ってたのね」
晴香さんが調理室に入って来た。
「雄一君カレーは私達で運びます」
「えっ? 俺も運びますよ」
「貴方が運んだだけで奪い合いですわ」
「………確かに」
殴り合いが勃発しそうだな。
「じゃあ座って待ってるな」
「そうしていてくださいでは、お母様運びますわよ」
「ええそうね」
二人はカレーを持って調理室を出て行った。
「さてと皆が食べ終わるまでここで待機かな?」
俺は緑茶を飲みながらそう言う。
「あれ? 雄一さんだ!」
「本当だ!」
数名の生徒が俺を見つけて、調理室に入って来た。
「お疲れ様食堂に俺の作ったカレーが、運ばれてるから食べに行ってください」
「私達は雄一さんを食べたいかな〜」
そう言って俺に近寄って来る。
「あら? 誰を食べるんですか?」
生徒達が動きを止めた。
振り返ると祭が鬼の形相をしていた。
「「「し、失礼しました〜!?」」」
生徒達は、走って出て行った。
「雄一さん大丈夫ですか?」
「ああ、ありがとう」
「さてと食堂に向かいましょう」
「皆と一緒に食べていいのか?」
「もちろんですわ! 私が指一本触れさせませんわ!」
「ありがとう」
俺と祭は食堂に向かった。
□□□
「ふう食ったなあ」
用意された部屋のベッドで、寝転び俺はそう言う。
トントン
「はーい!」
「雄一さん失礼しますわ!」
祭が入って来た。
「どうした祭?」
「今日一日どうでしたか?」
「どうって言われても、カレー作っただけだからなあ」
「そうですわね………雄一さんお隣よろしいですか?」
「もちろん良いですよ」
俺がそう言うと祭は隣に座ってくる。
「………」
「………」
俺も祭も喋らない。
(こういう時間も良きかな)
「スウ………スウ………スウ」
しばらくすると祭が眠り始めてしまった。
「お休み祭」
俺はそう言いベッドに祭を寝かせた。
「さてと俺は床にでも寝るか」
俺は床に布団をひいた。
「お休みなさい」
俺は寝始めた。
読んで頂きありがとうございます。