祭ルート編第9話俺と祭と暴徒化
すいません遅くなりました祭ルート第9話です。
「「「はあ………はあ………はあ」」」
俺達は生徒達を何とか撒いて、文美さんの家に戻っていた。
「何で逃げたんだ祭?」
「あれでは付き合っている事を、肯定しているようなものですよ」
俺と優がそう言う。
「あれだけの人数と戦うのは、面倒くさいですわ!」
「「人が少なかったら戦うつもりだったのかよ!?」」
俺と優は思わずそうツッコミを入れる。
「ん?」
俺の携帯電話が鳴り出した。
めちゃくちゃ嫌な予感がするな。
俺は電話に出る。
「どうしましたか? 文美さん? ………えっ? 東浦学校の生徒が暴徒化した?」
「「はい?」」
「どうして暴徒化したんですか? ………祭政学園の生徒から俺と祭が、付き合っている事が漏れたんですか!?」
「三条さん逃げたのが、悪い方向に向かってしまったようですね?」
「………はあ面倒くさいですわね」
「あの三条さんそれ貴女が、言っちゃいけない言葉です」
「そうですわね」
「とりあえず東浦学校に行きましょう」
俺達は家を出る。
「「はあーーー!」」
「!? 奥義防御、石壁の陣!」
玄関を出た瞬間バットを持った東浦学校の生徒が、祭目掛けて突っ込んで来たので、俺はとっさに石壁を出現させる。
「「きゃうん!?」」
生徒達は全員石壁に激突した。
「もうここまで来る生徒がいますか」
「兄と三条さん! 急いで東浦学校に向かうぞ!」
「そうだな」
俺達は走り出した。
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「うわ………これは酷いな」
窓が割られ校舎から煙が出ていた。
「乗り込むぞ二人とも!」
三人で校舎に入る。
「「「はあーーー!」」」
校舎に入った瞬間また生徒達が、突っ込んで来た。
「「せい!」」
「「「きゃうん!?」」」
しかし二人の蹴りで吹っ飛ばされた。
「雄一さん」
振り向くと月下さんがいた。
二人が俺の前に立ち構える。
「ああ、安心してほしい私は戦いに来たわけじゃないよほら」
縄でぐるぐるされた生徒を、俺達に見せてきた。
「雄一さん祭おめでとう」
月下さんが祝福してくれた。
「「ありがとうございます」」
俺と祭はそう言う。
「月下先輩文美さんは無事ですか?」
「もちろん無事だよ」
「良かったです」
「ちなみに生徒会室にいるよ」
「じゃあ生徒会室に行きますか」
皆で生徒会室に向かった。
読んで頂きありがとうございます。