第33話俺とお見合い実習(教師編)
33話です。
「「「結婚してください!」」」
「………はい?」
昨日の大騒ぎから一日が経ち、お見合い実習の日である。
職員室に到着すると教師方から、いきなり結婚してくださいと言われた。
………何だこれ?
「教師の皆さんいきなりの事で、雄一さんが困惑してるなのです!」
「「「すいません雄一さん(君)!?」」」
土下座された。
てかこの光景入学初日に見ましたよ!?
「大丈夫ですよ頭をあげてください」
「「「キュン! 優しい」」」
今の場面キュンとくる所あったか?
「とにかく雄一さんは質問に何でも、答えてくれるなのです! どんどん聞くなのです!」
学園長がそう言った瞬間教師全員の手が上がった。
そんなに聞きたいことがあるのか。
「では、理科の高橋美和子先生どうぞ」
「はい! では好きな人はいますか?」
周りが静寂に包まれる。
学園長も神妙な面持ちになる。
何でだ?
「居ませんよ今はまだ」
それを聞いた先生方は良しまだ私にも、チャンスはある! と言っていた。
「では次は国語の川井先生どうぞ」
「は、はい! す、好きなタイプの女性はいますか!」
川井先生が緊張しながらそう聞いてきた。
俺は結構悩んだ後に。
「好きなタイプの女性は居ないです」
「何故なのです!?」
学園長がそう言ってきた。
いや、何ですかその反応?
「ここでタイプを言った所で変わる可能性があるからです。だって、好きになった女の子がタイプって事になりますし」
「「「な、なるはど(なのです)」」」
学園長を含め全員が納得した。
今のところ変な質問は無いな。
「次は保険の仙波先生どうぞ」
「は~い雄一君は寝技では何が好き~?」
………はい?
「あの? 言っている事の意味が分かりません」
「あら~? 分からなかった~セッ「「「言わせるわけないでしょ」」」キャー!?」
仙波先生は何人かの先生に何処かに連行された。
「何だったんですか、今の?」
「雄一さんは気にしなくてもいいなのです!」
周りの先生方も頷く何だったんだあの質問?
俺は少々の疑問を抱きながら次々と来る質問に答えていった。
余談だがこれ以降の質問は、全て結婚関係のものだった。
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