祭ルート編第7話俺と祭と母の怒り
すいません大分遅くなりました祭ルート第7話です。
「………」
「………おはようございます神宮寺さん」
朝学校の校門前で、神宮寺さんと会った。
「お、おはようございます雄一さん………あの?」
「余り気にしないでください」
「無理ですわ」
「ですよね〜」
今の状況を説明すると、三条さんが俺の腕に抱きついていた。
「三条さん学校についたので、離れてください」
「やっ! ご主人様にずっと抱きついてるもん!」
「………」
神宮寺さんは無言で携帯電話を取り出す。
「もしもし朝早くから、すいません晴香さんおたくの娘さんおかしくなっていますわ」
そう言い神宮寺さんは、携帯電話を切る。
「雄一さん直ぐに晴香さんは、来ると思うますわ」
「せりゃー!」
「きゃうん!」
誰かが三条さんの首に手刀をした。
「雄一君家の娘が迷惑をかけました」
どうやら手刀をしたのは、晴香さんのようだ。
(と言うか来るの早すぎ!?)
まだ神宮寺さんが電話して、一分も経ってないぞ!?
晴香さんは三条さんを担いだ。
「では失礼しました」
そう言い晴香さんは、消えていった。
「消えた?」
「晴香さんが使う瞬間移動系の技ですわ」
「なるほど」
だから来るのが早かったのか。
「さあ雄一さん校舎に入りますわよ!」
「は、はい」
俺と神宮寺さんは校舎に入って行った。
□□□
「なるほどそういう事でしたか」
放課後俺は祭政学園に来ていた。
晴香さんにことの顛末を説明した。
「祭を選んでくれてありがとう雄一君」
「三条さんはどうしましたか?」
「保健室でまだ眠っていますね」
「そうですか保健室に、行っても大丈夫ですか?」
「もちろんですよ、私もついていきますね」
「了解です」
俺と晴香さんは保健室に向かう。
「失礼します」
俺は保健室に入って行く。
「さん「ご主人様!」グハッ!?」
三条さんが俺のお腹に突撃してきて、俺は廊下まで吹っ飛んだ。
「こら! 祭!」
「すりすりすり」
三条さんは俺のお腹に、顔をすりすりさせてきた。
「雄一さんに迷惑でしょ!? 離れなさい!」
晴香さんが引き剥がそうとする。
「やだやだやだ!」
「………離れなさい」
「「!?」」
晴香さんが物凄い低い声でそう言い、俺と三条さんはビックリしてしまった。
「もう一度言うわよ祭………離れなさい」
「………」
三条さんは黙って俺から離れた。
「雄一さん」
「は、はい!」
俺は直ぐに立ち上がる。
「明日までには普通に戻しておきますので、ご安心ください………さあ行きますわよ祭」
「は、はい!」
二人は去って行った。
「………」
俺はそれを黙って見送る事しか出来なかった。
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