紗綾ルート編第1話俺と紗綾とゴーカート
すいません大分遅くなりました紗綾ルート第1話です。
「雄一さ〜ん! 早く行きましょうよ!」
セレメントパークにて三上さんが、手をぶんぶん振りながらそう言う。
「今行きますよ」
俺は走って三上さんに近づく。
「所で三上さん最初何に乗るんですか?」
「ゴーカートが良いです!」
「ゴーカートですね乗り場に行きましょう」
「雄一さん手を繋いで行きませんか?」
そう言い三上さんは手を出してきた。
「では失礼しますね」
俺は三上さんの手を取る。
「これは………脈ありですか!」
「何を言ってるんですか? 行きますよ三上さん」
俺と三上さんは走り出した。
「「「………」」」
その様子を他の女性陣は、血の涙を流しながら見ていた。
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「次が私達が乗る順番ですね」
三上さんがそう言う。
「次の方々どうぞ」
「雄一さん私が運転して良いですか?」
「良いですよ」
俺と三上さんは、ゴーカートに乗り込む。
「ではスタートしてください!」
「えい!」
「うおっ!」
ゴーカートは急発進した。
「ちょっ!? これ何キロでてるんだ!?」
「あはは! 雄一さん楽しいですね!」
「三上さんストップ! ストップ! ストップ!」
「何言ってるんですか! とまらないですよ!」
「止まってくれ〜!?」
三上さんはゴールするまで、全速力でゴーカートを飛ばしていった。
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「雄一さんすいません」
三上さんは俺の前で土下座していた。
「大丈夫だよさあ次行こう」
そう言い俺は立ち上がる。
「ありがとうございます雄一さん」
そう言い三上さんも立ち上がる。
「次雄一さんが行きたい所に、行きましょうよ」
「分かりました」
俺はパンフレットを見る。
「そろそろお昼なので何か食べませんか?」
「了解です! 何処で食べますか?」
そう言い三上さんもパンフレットを覗いてきた。
(近いなあ)
しかしこうして近くで見ると、三上さんきれいだなあ。
「三上さん綺麗だな」
「………ふえ?」
(しまったつい声に出してしまった!?)
三上さんの顔がみるみる真っ赤になり。
「ブーーー!?」
三上さんは鼻血を大量に吹き出した。
「三上さん大丈夫ですか!?」
俺は三上さんを支える。
「駄目だ気絶している」
しかし何で綺麗だなんて、言葉が出たんだ?
「そんな事考えてる暇があったら、三上さんを運ばないと!」
俺は三上さんをお姫様抱っこし走り出した。
読んで頂きありがとうございます。