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紗綾ルート編第1話俺と紗綾とゴーカート

すいません大分遅くなりました紗綾ルート第1話です。

「雄一さ〜ん! 早く行きましょうよ!」



セレメントパークにて三上さんが、手をぶんぶん振りながらそう言う。



「今行きますよ」



俺は走って三上さんに近づく。



「所で三上さん最初何に乗るんですか?」



「ゴーカートが良いです!」



「ゴーカートですね乗り場に行きましょう」



「雄一さん手を繋いで行きませんか?」



そう言い三上さんは手を出してきた。



「では失礼しますね」



俺は三上さんの手を取る。



「これは………脈ありですか!」



「何を言ってるんですか? 行きますよ三上さん」



俺と三上さんは走り出した。



「「「………」」」



その様子を他の女性陣は、血の涙を流しながら見ていた。




□□□











「次が私達が乗る順番ですね」



三上さんがそう言う。



「次の方々どうぞ」



「雄一さん私が運転して良いですか?」



「良いですよ」



俺と三上さんは、ゴーカートに乗り込む。



「ではスタートしてください!」



「えい!」



「うおっ!」



ゴーカートは急発進した。



「ちょっ!? これ何キロでてるんだ!?」



「あはは! 雄一さん楽しいですね!」



「三上さんストップ! ストップ! ストップ!」



「何言ってるんですか! とまらないですよ!」



「止まってくれ〜!?」



三上さんはゴールするまで、全速力でゴーカートを飛ばしていった。




□□□











「雄一さんすいません」



三上さんは俺の前で土下座していた。



「大丈夫だよさあ次行こう」



そう言い俺は立ち上がる。



「ありがとうございます雄一さん」



そう言い三上さんも立ち上がる。



「次雄一さんが行きたい所に、行きましょうよ」



「分かりました」



俺はパンフレットを見る。



「そろそろお昼なので何か食べませんか?」



「了解です! 何処で食べますか?」



そう言い三上さんもパンフレットを覗いてきた。



(近いなあ)



しかしこうして近くで見ると、三上さんきれいだなあ。



「三上さん綺麗だな」



「………ふえ?」



(しまったつい声に出してしまった!?)



三上さんの顔がみるみる真っ赤になり。



「ブーーー!?」



三上さんは鼻血を大量に吹き出した。



「三上さん大丈夫ですか!?」



俺は三上さんを支える。



「駄目だ気絶している」



しかし何で綺麗だなんて、言葉が出たんだ?



「そんな事考えてる暇があったら、三上さんを運ばないと!」



俺は三上さんをお姫様抱っこし走り出した。

読んで頂きありがとうございます。

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