桃ルート編第3話俺と桃と入院
すいません遅くなりました桃ルート第3話です。
「………」
俺は今桃さんの家の前に来ていたが。
「天井に穴があいてるなあ」
激しい戦闘があったみたいだな。
ドカーン!
神宮寺家の敷地内の森の方で爆発音が聞こえた。
「あそこか」
俺はインターフォンを鳴らす。
「今緊急って、雄一さん!」
メイドさんがインターフォンに出て、俺を見た瞬間驚いた。
「入れていただいて大丈夫ですか?」
「は、はい! お二人を止めてください!」
門が開く。
「ありがとうございます。それじゃあ止めに行ってきますね!」
「お願いします!」
俺は森の方へ全速力で向かった。
□□□
「二人は何処で戦ってるんだ!」
俺は二人を走りながら探す。
「「はあー!」」
「見つけた!」
二人を見つけた瞬間、拳が激突した。
「うおっ!?」
風圧で俺は吹っ飛ぶ。
「ぐうっ!?」
そして木に激突した。
「止めないと」
俺は体を動かす。
「痛っ!?」
どうやら木に激突した際に体の何処かを、負傷したみたいだな。
「………」
俺は無理やり体を動かす。
「「どりゃー!」」
俺は二人の拳が激突する瞬間、間に入り止めた。
グキッ!?
「ぐうっ」
「「雄一君 (さん)!?」」
二人が驚く声が聞こえてきたが、俺は意識を手放した。
□□□
「………ん?」
目が覚めると知らない天井が目に入ってくる。
「雄一さん目が覚めたなのです?」
声がした方を見ると、文美さんがいた。
「!?」
起き上がろうとしたら、右手に激痛が走る。
「無理しちゃ駄目なのです! 全治一ヶ月の骨折なのです!」
結構重症だな。
「桃さんと神宮寺さんはどうなりましたか?」
「………二人とも入ってくるなのです」
「「………」」
二人は俯きながら部屋に入って来る。
「二人とも大丈夫ですか?」
「「はい?」」
二人は驚いていた。
「雄一さんそこは説教する所なのです」
文美さんは呆れながらそう言う。
「俺が勝手に止めに入って怪我をしたので、自業自得ですよ」
「「………男神」」
何故今その言葉が出るんだ?
「はあ………雄一さんは優しいすぎるなのです」
文美さんはそう言い二人の方を向く。
「二人には雄一さんのお世話をしてもらうなのです! 文句は無いですよね?」
「「は、はい!」」
こうして俺は退院するまで、二人にお世話される事となった。
読んで頂きありがとうございます。