桃ルート編第2話俺と桃と目撃者
すいません遅くなりました桃ルート第2話です。
「………キスをされてしまった」
俺は何とか状況を整理した。
俺桃さんに告白されたんだなあ。
「………とりあえず家に入るか」
俺は玄関の方を向く。
「………」
何ということでしょう文美さんが、無表情で俺を見ているではないか。
「文美さんただいまです」
俺は何とかそう言う。
「文美さんどうしましたか?」
「………」
「あの〜?」
「私もキスさせやがれなのです!」
「うおっ!?」
文美さんは飛びついてきた。
「………」
文美さんの顔が近づいてくる。
「止めなさい!」
「アイタ!?」
俺は文美さんの頭を叩いた。
「落ち着きましたか?」
「………はい」
「それじゃあ家に入りましょうか」
俺と文美さんは家に入って行った。
□□□
「それでどうするなのですか?」
夕食を食べ終わった後文美さんがそう聞いてくる。
「どうするって桃さんの事ですか?」
「そうなのです」
「まだ好きかどうか分からないですよ」
「そうですよね………私は部屋に戻るなのです!」
そう言い文美さんは部屋に戻って行った。
「………」
俺は桃さんの事を考え始めた。
「やっぱりまだ分からないなあ………とりあえず皿洗いしようかな」
俺は皿を持って台所に向かう。
「………ん?」
突然携帯電話が鳴る。
「神宮寺さんからか」
俺は電話に出た。
「雄一さん聞きたいことがありますわ!」
出た瞬間大声でそう言われた。
「ど、どうしたんですか? 神宮寺さん?」
「お母さんとキスしたって本当ですか!?」
「………はい?」
何で神宮寺さんが知ってるんだ?
「えっと」
「お母さんがお酒に酔ってそう言ったんですわ!」
「………」
なんてこったい。
「その様子だと本当のようですわね、締め上げてきますわ!」
そう言い電話が切れた。
「………」
俺は文美さんの部屋に向かった。
「文美さんいますか?」
俺は扉を叩きそう言う。
「雄一さん答えが出たなのです?」
「ちょっと神宮寺さんの家に行ってきます」
「………はい?」
そう言い俺は走って神宮寺さんの家に向かった。
読んで頂きありがとうございます。