美人ルート最終話俺と美人と美人との未来
すいません遅くなりました美人ルート最終話です。
「えっとここかな」
卒業式から数カ月が経ち俺は、東浦大学の校門に来ていた。
来た理由は美人の入学式だからである。
「ねえあれって坂本雄一さんじゃない?」
「本当だ! でもどうしてこの大学に来たんだろう?」
俺を見つけた生徒が騒ぎ出す。
「おはよう雄一さん」
振り向くと私服の美人がいた。
「早いな美人」
「そう言うお兄ちゃんも早いじゃん!」
そう言い美人の後ろから、彩夏ちゃんが、出てきてそう言う。
ちなみに彩夏ちゃんの入学式は、明日である。
「おはようお兄ちゃん!」
「おはよう彩夏ちゃん………あれ? 夢野さんはどうしたんだ?」
「ああ、母さんなら後で来るってよ」
「了解、じゃあまた後でな美人」
「ああ、また後で」
俺と彩夏ちゃんは、体育館へ向かって行った。
□□□
「お疲れ様美人、入学生代表の挨拶良かったぞ」
「ありがとう雄一さん」
入学式が終わり皆で、一緒に帰っている所である。
「雄一君今日家に来る?」
夢野さんがそう聞いてくる。
ちなみに入学式が始まった所で夢野さんは到着した。
「そうですね行きます」
「決定ね、それじゃあ今晩の夕食は赤飯よ〜」
夢野さんはスキップをしながら少し前に出た。
「全く年を考えてしてほしいよ」
「そうだね〜」
「おい二人聞こえているぞ」
夢野さんがいつの間にか俺達の後ろに移動した。
「「「早い!」」」
「さあ二人ともお話をしましょうか………雄一君先に行っててね」
そう言い夢野さんは二人を引き摺って何処かに行った。
「流石美人のお母さんだなあ」
俺はそう言い月下家に向かって行った。
□□□
「………」
俺は美人の部屋のベランダから外を見ていた。
「雄一さんどうしたんだい? ベランダに出て」
美人もベランダに出てきてそう言う。
「美人改めて言うけど入学おめでとう」
「ありがとう」
「………美人受け取ってほしい物がある」
そう言い俺はポケットに入れていた箱を美人に渡した。
「開けてほしい」
「うん開けるね」
そう言い美人は箱を開ける。
「指輪?」
「美人改めて言うぞ俺が、卒業したら結婚してください」
俺はそう言い頭を下げる。
ちなみにこの指輪は、密かにバイトして買ったものである。
「嬉しいよ雄一さん」
俺が頭を上げると同時に抱きついてくる。
「絶対に結婚しよう雄一さん」
そう言い美人は俺にキスをしてきた。
「キスって心地よいものだな」
「そうだね」
きっとこの先も美人が好きなという思いは、永遠に続くだろうと思い部屋の中に入って行った。
読んで頂きありがとうございます。次回から桃ルートです。




