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美人ルート編第14話俺と美人と卒業式前編

すいません大分遅くなりました美人ルート第14話です。

「何でだろう負ける気が全くしないなあ」



卒業式の日の朝、学校に向かう途中美人がいきなりそう言う。



「でしょうね昨日の時点で私、兄、文美さんの三人相手に引き分けですから」



「凄いよな〜美人」



「皆のおかげだよ」



美人が笑顔でそう言う。



「おっと校門についたね」



どうやらいつの間にか校門についたようだ。



「それじゃあ私はこっちだからまた後でね」



そう言い美人は体育館の方に向かった。



「俺達も教室に向かうか」



「そうだな」



俺と優は教室に向かった。




□□□











「雄一さんお久しぶりです!」



教室に向かっていると、俺を呼ぶ声がしたので振り向くと、水瀬さんが手を振りながら走って来ていた。



「やっぱり美人の相手は貴女だったんですね」



「はい………美人?」



「ああ、俺月下美人と付き合っているだ」



「………やっぱりそうですよね、遊園地で仲良くデートしてましたし」



何故か水瀬さんはしょんぼりしていたが直ぐに笑顔になった。



「ではまた後で!」



水瀬さんはそう言い体育館の方に向かって歩いて行った。



「兄よ教室に向かおう」



「………そうだな」



もしかして水瀬さんもと考えたが止めた。



今俺には月下美人という、世界で一番大切な人がいるから。



「全く月下先輩………いや、姉が羨ましい」



優がそう言っていたが、俺には聞こえなかった。




□□□











「さあ! 卒業式が始まって早々ですが、卒業式代表の戦いを開始するなのです!」



「「「うおーーー!」」」



文美さんがマイクを使ってそう言うと、歓声が響いた。



「さあまずは東浦学校の代表は、雄一さんを彼氏にした勝ち組月下美人選手です!」



「「「羨ましい」」」



俺と優と文美さん以外全員そう言う。



「対戦相手は信託学園の水瀬芽依選手なのです! ちなみに信託学園顔で卒業式は、明日なので皆で行くなのです!」



「「「は〜い!」」」



歓声ではなく返事が響く。



二人がリングに上がる。



「やあ水瀬さんセレメントパーク以来だね」



「ええ、そうですね今日は勝たせてもらいますよ」



そう言い水瀬さんは構える。



「負ける気ははないから」



そう言い美人も構える。



「二人とも準備は良いなのです?」



審判である文美さんがそう言うと、二人は同時に頷く。



「ではスタートなのです!」



文美さんがそう言った瞬間、二人の拳が激突した。



「うおっ!?」



凄い風圧だ!



「お姉ちゃん! 頑張れ〜!」



俺の隣にいた彩夏ちゃんが大声を出して応援する。



というか凄いな彩夏ちゃんこの風圧中で、大声を出すなんて。



(頑張れ美人!)



俺は風圧で声が出なかった為、美人の勝利を願った。

読んで頂きありがとうございます。

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