美人ルート編第10話俺と美人と新聞
すいません遅くなりました美人ルート第10話です。
「と言う事でよろしくお願いします!」
「「「………」」」
朝俺と美人は新聞部を訪れていた。
昨日美人に話した内容は、新聞部の人に俺と美人が付き合っている事を新聞に書いてもらうという事である。
「あの? 皆?」
しばらくしても反応が無かった為、俺は皆に声をかける。
「雄一さん皆気絶している」
「………マジですか」
よく見ると全員白目を剥いていた。
「こうなったら」
俺は新聞部の人が何時も使っている、大きな紙を箱から取り出す。
「雄一さんまさかだと思うけど」
「ええ、自分で書きます」
「後で怒られるかもよ」
「その時は謝りますよ」
俺は新聞を書き始めた。
「兄よそういう事では無い」
優が新聞部の部室に、入って来て呆れながらそう言った。
□□□
「私が言いたかったのは、付き合っている所を皆に見せつけろという事だ」
「………なるほど」
「兄よ焦りすぎだもっとゆっくり確実に、周囲に知られていけば良いのさ」
優はそう言って新聞部の部室を出て行った。
「雄一さんどうするんだい?」
「………思いっきりいちゃいちゃしましょう!」
そう言い俺は美人に抱きついた。
「ブハッ!?」
「はい?」
美人は大量の鼻血を吹き出した。
「何でだ!?」
「雄一さん………可愛すぎ」
そう言い美人は気絶した。
「急いで保健室に連れて行かないと!」
俺は美人をお姫様抱っこして保健室に連れて行った。
□□□
「美人あ〜ん」
「あ〜ん」
「「「………」」」
早速昼からいちゃつき始めた。
ちなみに見ている全員口から血が出ていた。
「ゆ、雄一さんいったい………」
藤森さんが顔を真っ青にしてそう言う。
「俺と美人は付き合っている」
「「「が………はあ」」」
聞いていた全員吐血した。
「こんな感じで大丈夫ですかね?」
「大丈夫だと思う?」
「疑問系ですか」
「どうなるか分からないからね」
「なるほど」
「兄よやり過ぎても駄目だぞ」
優が来てそう言う。
「どうしてだ?」
「胃に穴が開くぞ」
………そうだな。
「あれ? 何で私寝てたの?」
藤森さんが起きた。
「おはよう藤森さん、もうすぐ授業が始まるから戻ろうでは、先輩また後で」
「ああ、また後でだ雄一さん」
「?」
藤森さんは首を傾げていたが、俺は気にせず藤森さんの手を掴み教室に向かった。
読んで頂きありがとうございます。