美人ルート編第9話俺と美人と防衛本能
すいません遅くなりました美人ルート第9話です。
「という事で俺と美人は付き合う事になった」
「「「………」」」
食堂に来た瞬間、俺は大声を出して注目を集めて美人と付き合い始めた経緯を説明した。
「あの皆?」
反応が無い。
「雄一さん皆気絶している」
美人が藤森さんの肩を持って揺するが、白目をむいていた。
「兄よ急に言うのはあかんで」
優が呆れながらそう言う。
「これはいったい何事なのです?」
文美さん(分身)が来てそう言う。
「えっとですね」
俺は説明した。
「雄一さん貴方は、馬鹿なのですか?」
酷い言われようだ。
「だって美人が苦しんでいたので」
「それでもいきなり言うのは、無しなのです! 恐らくですが雄一さんが言った事は、全員覚えてないと思うなのです!」
「どういう事ですか?」
「人間の防衛本能だ」
美人さんがそう言う。
「防衛本能?」
「人間自分に都合の悪い事は、忘れたい物だよね今回のような私と雄一が付き合い始めたのは、ここにいる全員にとって都合の悪い事何だ」
「えっと、つまり?」
「防衛本能が働いて気絶した全員雄一さんが、言った事を忘れてる」
「………マジか」
この後全員起きたが美人や文美さんが言った通り、誰も俺が言った事を覚えていなかった。
□□□
「どうしたものかねえ」
学校が終わって俺はベッドの上で考えていた。
「どうしたら皆忘れないんだろう?」
トントン。
急にドアがノックされた。
「どうぞ〜」
ドアが開いて優が入って来る。
「兄よ悩んでいるようだな」
「そうだな悩んでいる」
「まあゆっくり悩む事だな………だが一言言おう、いくら防衛本能が働くといっても限度がある、だから何度も状況を見せれば何とかなるかもしれんぞ」
そう言い優は部屋から出て行った。
「………なるほど」
俺はベッドから立ち上がり、机の上にある携帯電話を取って美人に電話をした。
「美人良い案がある聞いてほしい」
俺は美人に思い浮かんだ案を言う。
「それは拷問かい?」
美人にそう言われてしまった。
「俺はこの方法しかないと思う」
「しかし問題は良いよって言ってくれるかどうかだね」
「確かにそうですね、でも何とかしてみせますよ!」
俺は力強くそう言う。
「ふふ、期待してるよ」
そう言い美人は携帯電話を切った。
「………」
さてと頑張るか。
読んで頂きありがとうございます。