美人ルート編第2話俺と美人とコスプレ遊園地後編
すいません遅くなりました美人ルート編2話です。
「さてと着替えたは良いが、コスプレで歩く会まで時間が結構あるんだよね」
走りながら月下さんがそう言う。
「えっ? そうなんですか? では、着替えるのはまだ早かったんじゃあ」
「混むから着替えは早い方が良い」
「なるほど」
「それより最初どれに乗る?」
月下さんがそう言ったので、俺は走りながらマップを見る。
「月下さんが乗りたいやつで、大丈夫ですよ」
「ならジェットコースターだ」
月下さんがそう言い俺達は、ジェットコースターの方に、向かって走り出した。
□□□
「あっという間に時間になりましたね」
色々乗ったらあっという間にパレードの時間になった。
「さあ皆さん! コスプレで歩く会スタートです!」
スピーカーからそう聞こえてきた。
「それじゃあ歩こうか」
月下さんがそう言い俺達は歩き出す。
「あの坂本雄一さんですよね?」
後ろから声をかけられ、俺は後ろを振り向く。
「はいそうですよ」
「わあ! やっぱりそうですよね! 握手してください!」
そう言い俺が良いよと言う前に、女の子は手を握ってきた。
「おっと許可無く手を握るのは駄目だぞ」
そう言い月下さんは、女の子の手を掴み引き剥がした。
「す、すいません!」
「今度から気をつけてね、さあ歩こう」
「私、水瀬芽依っていいます!」
女の子は自分の名前を言ってくる。
「じゃあ水瀬さん改めて歩こうか」
俺は笑顔でそう言う。
「はうっ!」
水瀬さんは前屈みになった。
「大丈夫ですか? 水瀬さん」
「ら、らいじょうぶです。さあ行きましょう」
前屈みのまま彼女は歩きだした。
「?」
「雄一さん気にせず歩こう非常に、デリケートな問題だからね」
「あ、はい」
俺と月下さんも歩きだした。
□□□
「雄一さん、月下さん一緒に歩いて頂いてありがとうございます」
水瀬さんは頭を下げてから、帰って行った。
「雄一さん話があるから、少し歩かない?」
月下さんがそう言う。
「ええ、良いですよ」
俺と月下さんは歩き出す。
「雄一さん単刀直入に聞くけど、恋愛したい女性はいるかな?」
「………」
俺はしばらく考えた。
「今はいませんね」
「そうかじゃあストレートに言うね」
そう言い月下さんは真剣な表情になる。
「君の事が好きだ、結婚前提にお付き合いしてほしい」
「………えっ?」
「返事は今じゃなくても良いそれじゃあまた!」
そう言い月下さんは走って行った。
「………」
俺は固まったまましばらく動けなかった。
読んで頂きありがとうございます。




