沙耶香ルート編最終話俺と沙耶香と縁
すいません大分遅くなりました沙耶香ルート最終話です。
「ふう」
俺は椅子に座る。
何だかいろんな偉い人と話したなあ。
「雄一さんお疲れ様ですわ」
沙耶香が飲み物を持ちながら、俺の隣に座りそう言う。
俺は飲み物を受け取り飲む。
「ありがとう沙耶香」
「いえいえ」
「沙耶香、雄一君呼ばれているわよ」
桃さんが来てそう言う。
「行きましょうか雄一さん」
「おう!」
俺と沙耶香は、椅子から立ち上がり呼んでいる人のもとに向かった。
□□□
「ふうやっと終わりましたわ」
パーティーが終わり沙耶香の部屋にいる。
「疲れてないか? 沙耶香」
「大丈夫ですわ」
そう言い沙耶香はベッドに座る。
「よっと」
俺は沙耶香の隣に座る。
「雄一さん」
沙耶香は俺に寄り添ってくる。
「どうした沙耶香?」
「しばらくこうしていたいですわ」
「そうか」
「「………」」
二人とも無言になる。
「スウ………スウ………スウ」
沙耶香が眠り始めた。
「お休み沙耶香」
俺は沙耶香をゆっくりベッドに倒し、布団をかける。
「沙耶香に相応しい男にならないとな」
俺はそう言い部屋を出て行った。
□□□
「パパー!」
俺をパパと呼ぶ女の子が、俺に抱きつてくる。
あの戦いから数年が経ち、俺と沙耶香の間に子どもが出来ていた。
「もう! 縁! パパに抱きつかないの!」
沙耶香が対抗して抱きついてくる。
「こらこら娘と張り合うなよ」
俺は縁の頭を撫でながらそう言う。
「パパは娘ばっかり構う」
そう言い沙耶香はほっぺたを膨らませ、体育座りをして拗ねた。
「全く………しょうがないなあ、沙耶香こっち向いてくれ」
「何です」
俺は沙耶香の唇にキスをする。
「あーーー! ママずるい! パパ〜私にも〜」
「こらこら縁、お前にはまだ早い」
「ぽ〜」
沙耶香は顔を真っ赤にしていた。
「お〜い沙耶香いい加減慣れろよ」
「だってパパからのキスだから、特別ですわ」
「そういうもんかなあ」
「パパ〜早くラーメン屋に行こうよ〜」
そう言い縁は俺の服の袖を引っ張ってくる。
「そうだな店主さんがラーメンを作って待っているからなあ」
デートでラーメンを食べてから、ちょくちょく店主さんのラーメン屋には行っていた。
縁が生まれてからも、それは変わらない。
「この日々がずっと続きますように」
俺は小さな声で、そう言い皆でラーメン屋に向かって行った。
読んで頂きありがとうございます。次回から美人ルートです




