沙耶香ルート編第6話俺と沙耶香と話し合い
すいません大分遅くなりました。沙耶香ルート第6話です。
「「………」」
玄関に行ってみると、不機嫌そうな顔をした文美さんと優(分身)が立っていた。
「さてと兄と会長、説明を求めるぞ」
優が鋭い眼光でそう言う。
「えっとだなあ」
俺は経緯を話した。
「「はあ〜」」
思いっきりため息をつかれた。
「全く兄が決めた事だから、私と文美さんが文句を言う理由が無いが急すぎるぞ」
「すまんまさかニュースになるとは、思わなかった」
「甘いなのです雄一さん。貴方は全世界が知る有名人なのです! だから婚約報道は全世界に知れ渡るなのです」
「………」
そう言えば俺って世界的有名人だっけ。
「兄よ流石に呆れるぞ」
優は呆れ顔でそう言う。
「あはは最近言われなかったから、すっかり忘れてたよ」
「忘れちゃ駄目なのです!」
「そうですね」
「優さんと学園長に認められましたわ………これは勝ちなのでは?」
「甘いぞ沙耶香」
声がした方を見ると桃さんがいた。
「どういう事ですか? お母さん」
「家族に認められても、その他の人達は納得すると思うか?」
確かにその通りである。
「それはこれから考えますわ!」
「おう、考えろそして悩め若人よ」
そう言い桃さんは、去って行った。
「兄と会長だけでは心配だ私も、手伝うことにしよう」
「私も手伝うなのです!」
「優、文美さんありがとう」
「では私の部屋で話し合いましょう」
沙耶香さんがそう言い俺達は、部屋に向かった。
□□□
「私が思うに絶対に二人の間に、入れないと思わせる必要があるな」
沙耶香さんの部屋に入り、話し合いが始まった。
最初に優がそう発言した。
「たとえばどうするんだ?」
「記者を呼んでキスをする」
「それだと怒りが爆発しないか?」
「うむおそらくほぼ、百パーセント爆発するな」
「駄目じゃん」
「例を言っただけだぞ兄よ」
「それでは私の案を言いますわね」
「沙耶香さんどうぞ」
「納得しない人は、武力で制圧しますわ」
「暴動が起きそうですね」
「と言うかそれだと認められ無いんじゃあ」
「神宮寺さんは脳筋なのです」
俺、優、文美さんの順番でそう言う。
「駄目ですか」
「駄目に決まっています」
優が却下する。
「なあ例えばだが俺と沙耶香さんが、組んで桃さんと戦って勝つってのはどうだろうか?」
「それだと結局戦っているなのです」
「そうですがあれがあるじゃないですか、絆ブーストが」
俺がそう言うと三人は、手をポンと叩いた。
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