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男子が極端に少ない世界に転移し女装して、高校に通う話  作者: ゆう
第1章波乱の転移生活
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第26話俺会長を家に呼びます

26話です。

「ごめんなさい優さん」



朝学校に登校すると、校門にいた会長に謝られた。



何事ですか?



「会長いきなり謝られても、何の事か分からないですよ?」



「そうでしたわどうやら実は警官隊から、貴女の情報が漏れたみたいですわ」



なるほど警官隊のトップは、会長のお婆さん身内がトップをしている組織が情報を、漏らしてしまったことを気にしているらしい。



「会長が悪いわけではないんですから、気にしなくても大丈夫ですよ」



「それでは私の気が、すみませんわ! 何かしてほしい事はありませんか?」



そう言われましても………そうだ。



「じゃあ会長兄に会ってください」



「はい! ………えっ?」



会長は予想外の事を、言われた為かポカーンとする。



「会うのは今日の放課後で、大丈夫ですか? 兄も会長には会いたいと言っていたので」



「え、あ、はい」



「では私が教室へ迎えに行きます」



そう言って私は会長の横を通り校内に入る。



「………えっーーー!?」



朝から会長の絶叫した声が校内に響いた。




□□□











「失礼します会長お迎えに来ました」



私は会長がいるクラスに来ていた。



私が教室に入っていくと他の先輩方は、優ちゃんだ! 何か、神宮寺さんに用事かな? とか優お姉さまと言っていた。



と言うか一部の先輩方貴女方の方が年上なんですから、お姉さまと言うのは止めてください!



「ま、ま、ま、待っていましたわよ優さん」



「それでは、行きましょう会長」



「は、は、は、はい!」



会長はメチャクチャ緊張しているようで、同じ手と足を出しながら歩いていった。




□□□











「では兄を呼んで来ますので、会長待っていてください」



「は、は、は、はい! 待っておりますわ!」



家についた後会長には、居間で待ってもらうことにした。



「あ、会長言い忘れていましたが兄には、二人っきりで会ってもらいますから」



「………はい?」



「では会長私はこれで、また明日学校で」



そう言って私は部屋に戻ろうとする。



「待ってくださいまし~!?」



ガシッと会長に足を捕まれる。



「何ですか会長? これから私忙しいですよ」



「お願いします優さん! 一緒にいてくださいまし! 雄一さんと二人っきりで、会うなんて………無理無理無理絶対に無理ですわ!?」



会長は涙目でそう言ってきた。



「会長私を妹にするって言っていたじゃないですか? 二人っきりで、会えないとそれは無理じゃないですか?」



「そうですけど………二人っきりだと、理性が吹き飛びそうで怖いですわ」



ああ、なるほど。



「耐えてください」



「貴女は鬼ですの!?」



会長が涙を流しながらそう言う。



「大丈夫ですよ会長、兄は心が広いですから」



「………本当にですか?」



「本当ですよ、だから足から手を離してください」



「ああ、私ったら優さんごめんなさい」



そう言って会長は俺の足から、手を離して立ち上がった



「では、兄を呼んで来ますね」



「はい!」



会長も納得してくれたので、私は着替えに部屋に戻った。


読んで頂きありがとうございます。

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