メアリールート編第13話俺とメアリーと写真屋
すいません大分遅くなりました。メアリールート第13話です。
「さてと行くぞメアリー」
「はいネ!」
「ちょっと待ってお兄ちゃん! お姉ちゃん!」
俺とメアリーが学校に行こうとすると、ジュンが呼び止めてくる。
「何ですネジュン?」
「僕も行くよ」
「駄目ネ!」
メアリーは直ぐにそう言う。
「まあ待てメアリー」
「雄一さん?」
「ジュンは俺が守るから、連れて行っても大丈夫だぞ」
それに普段のジュンなら、絶対に連れて行って何て言わない。
「………分かったネ」
「ありがとうメアリー、じゃあ行くかジュン」
「ありがとう! お兄ちゃん!」
そう言い、ジュンは俺に抱きついてくる。
「雄一さん✕ジュン………素晴らしい作品になりそうネ!」
メアリーは俺とジュンを見ながら、よく分からない事を言った。
□□□
「ジュンなるべく顔を、出さないようにな」
「分かったよお兄ちゃん」
俺は登校途中ジュンが襲われないように、服についているフードで顔を隠してもらっていた。
「お兄ちゃん、お姉ちゃんちょっと此処に寄りたいんだけど良い?」
ジュンはそう言い建物を指差す。
「写真屋?」
「そうだよ」
「分かった良いよ、俺も一応ついて行っても良いか?」
「うん! お願い」
「私も行くネ!」
メアリーもそう言い、三人で写真屋さんに入って行く。
「いらっしゃい………」
店員が俺を見た瞬間固まった。
「すいません写真の現像お願いします」
「………」
「あの?」
「はっ!? すいません現像ですね!? カメラを預かりますね!?」
そう言い店員はジュンから、カメラを受け取る。
「少々お待ちください!」
そう言い店員は、奥に引っ込んで行く。
「所でジュン何の写真ネ?」
メアリーが、ジュンにそう聞く。
「内緒だよ!」
「気になるネ!」
「ブハッ!?」
「「!?」」
奥で鼻血を吹き出す音がした。
しばらくすると鼻にティッシュを詰めた店員が、奥から出てきた。
「お待だぜじまじた」
「あの? 大丈夫ですか?」
「ばい大丈夫でず」
店員は写真を渡してくる。
ジュンは店員から、写真を受け取る。
「いくらですか?」
「良いものが見れだので無料でずよ」
「良いもの?」
「さあ行こう! 二人とも行こう!」
そう言いジュンは、俺とメアリーの手を掴み写真屋を出て行った。
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