メアリールート編第12話俺とメアリーと決戦前日
すいません大分遅くなりました。メアリールート第12話です。
「いよいよ明日だなメアリー」
「はいネ!」
明日はついに藤森さんとの、対決である。
「やれる事は全てやった、後は全力で藤森さんに勝つだけだな」
「雄一さん。嫌われる覚悟でお頼みがあるネ!」
「きゅ、急にどうした?」
いきなりメアリーが、そう言ってきたので、驚きながら俺はそう言う。
「それに嫌われる覚悟って、あまり穏やかではないなあ、とりあえず言ってみてくれ」
「………では遠慮なくいうネ」
メアリーは一回深呼吸し
「雄一さん! 久しぶりに、女装をしてほしいネ!」
「………はい?」
俺は思わずそんな声が出た。
「女装してほしいネ!」
「いや、一度言えば分かるから!? 何で女装してほしいんだ?」
「モチベーションを上げるためネ!」
「………それでモチベーション上がるのか?」
「もちろんネ!」
「………分かったどんな服を、着てほしんだ?」
「持って行くから部屋で、待っていてほしいネ!」
「了解」
俺はメアリーの部屋に向かった。
□□□
「お待たせネ! 雄一さん」
ドンッ!
「いや、前よりかなり多くなってるなあ!?」
前見た時よりも、めちゃくちゃ服が増えていた。
「まずはこれを着てほしいネ!」
そう言ってネグリジェを見せてくる。
「いやいや、透けとるやんけ!? 流石にそれは着れないぞ!?」
「駄目ですカ?」
メアリーは上目遣いで、そう言ってくる。
「………上目遣いされても、それは流石にきついぞ」
「どうしてもですカ?」
「メアリー俺に羞恥心が、無ければ着ていたが流石にそれは恥ずかしい」
「ブハッ!?」
メアリーは、鼻血を吹き出す。
「大丈夫かメアリー!?」
「雄一さんの………羞恥顔………超レアネ」
そう言いメアリーは気絶した。
パシャッ
「!?」
俺はシャッター音が、聞こえたので振り向く。
「あれ? ジュン? 何で写真を撮ったんだ?」
「もしもの時の為に、使うんだよお兄ちゃん」
「?」
俺は意味が分からなかった。
□□□
「う〜ん」
しばらくすると、メアリーが目覚めた。
「おはようメアリー」
「雄一さん………今何時ネ」
「今は朝の六時だな」
「………マジですカ!」
メアリーは飛び起きた。
「雄一さんの女装が………」
「全く、俺の格好をよく見ろ」
俺がそう言うとメアリーは、俺の方を見る。
「メイド服………だと?」
メアリーが口をあんぐり開けた。
「さてとこの格好で、朝飯を作るから居間で待っていてくれ」
俺がそう言うとメアリーは、はっ! となり真剣な表情になる。
「雄一さん。お頼みがあるネ」
「………一応聞こう」
「その格好のままで、学校に行きましょうネ!」
「却下だ!?」
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