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男子が極端に少ない世界に転移し女装して、高校に通う話  作者: ゆう
第1章波乱の転移生活
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第25話俺とマスコミ後編

25話です。

「さあ今日も始まりました! ◯◯◯テレビのお時間です! レポーターのヒデミです! 今日は、ここ東浦学校の生徒の生活を取材していきたいと思います!」



学園長にマスコミの取材が来ると、聞いた次の日やたらテンションが高いレポーターが来た。



テレビカメラウーマンも結構いるし、てかマンじゃなくてウーマンかあべこべだからか?



「今日東浦学校案内役は、こちらの坂本優さんです!」



「よろしくお願いします」



私はそう言いカメラに向かってお辞儀をした。



「では早速貴女のお兄さんは、この学校に通ってますか?」



早速聞いて来たか!



(優さん! マスコミがどんな動きをしても、対応できる準備が出来たなのです!)



学園長から念和が飛んできた。



(了解!)



「いえ兄は学校には通って無いですよ」



「と言う事は家にいるんですね!」



ヒデミさんがそう言うと、何人かのカメラウーマンが別行動をし始めた。



なるほど何人か家に向かったか。



(学園長!)



(大丈夫なのです! 警官隊をいっぱい呼んだなのです!)



これで安心だ。



「さあ次の質問ですが「それよりも、校内に入りませんか?」そうですね」



私がそう言うとスタッフは、全員私について来た。




□□□











「さあ今私は料理部の部室に、来ております! 所で坂本さんお兄さんの好きな料理は何ですか?」



授業中の撮影を学園長が、許可しなかった為か今は放課後である。



今料理部に来ているが早速学校生活には、全く関係ない事を聞いてきた。



「あの? ヒデミさんこの学校の生徒の生活を、取材しに来てるんですよね? 余り関係ない事を、聞かない方が良いと思いますけど」



「お兄さんの好きな料理は!」



こいつリポートするつもりが、最初からないな。



「さあさあさあ!」



「………ホウレン草のお浸し」



「はい! 分かりました! 次いきましょう!」



こいつをレポーターにした奴を、ぶっ飛ばしたくなった私は悪くないと思う。



料理部の人の顔を見てみると案の定何しに、来たんだこいつ? という目でヒデミさんを見ていた。



(すいません料理部の皆さん)



私が申し訳なさそうな顔をしていると料理部の人は、声に出して優ちゃんは気にしなくていいよ! と言ってくれた。



「坂本さん何してるんですか! 次いきますよ!」



私が遅かった為か、様子を見に来たようだ。



………あんたのせいだよ。



(優さん! 1年1組の教室に来てなのです!)



学園長からそう念和が来た。



良しこれでこのふざけた取材は終了だ! 私は、一年一組に行きたいと言いヒデミさんを教室に連れていった。




□□□











「貴女は全然お兄さんの事を言わないのね」



一年一組に到着するとヒデミさんはそう言ってきた。



今私とヒデミさんは向かい合っている。



取材はまだ続いているが、ヒデミさんはやっぱり苛ついてたか。



「当たり前でしょ今日の取材の目的はあくまでも、この学校の生徒がどんな生活をしているかというものだったはず兄は関係ない」



「そう残念ねじゃあこうするしかないわね」



そう言ってナイフを取り出した。



「脅しは犯罪ですよそれに、そんな物を出されても兄の事は言いません」



「じゃああの世に逝きなさい!」



ナイフを手に持ち突っ込んできた。



「せいや!」



会長が外の窓を開け中に突っ込んできた。



その際蹴りでヒデミを蹴っ飛ばす。



「がはっ!?」



蹴り飛ばした衝撃でヒデミは壁に激突した。



「今なのです! 皆さん!」



「「「うおーーーー!?」」」



学園長の指示で異端審問部の女の子達が、突入しヒデミを縛り上げる。



「「優 (さん)大丈夫だった(タ)!?」」



千代とメアリーが私に抱きつく。



「さてヒデミさん………いえヒデミ覚悟はできているなのですね!」



学園長は殺気を全力で出していた。



「………あんた達こそ覚悟出来てるんでしょうね私はマスコミなのよ!?」



私に向かってナイフを刺そうとした、奴の言うことじゃないな。



「あら? 貴女が覚悟するのは変わりませんわよ何故なら私は、あの神宮寺家の娘ですのよ」



そう会長が言うと、ヒデミはごくりと唾を飲むこの反応を見る限りやはり会長の家は、お金持ちなのだろう。



「ファッション、アンティーク、家具家電において世界一のシェア誇るあの神宮寺の令嬢が何故この学校に?」



想像以上に凄いお嬢様だ!?



「全く優さんのお兄さんの事しか頭になかったから、感じん肝心な事を見落とすなのです! では警官隊の皆さん連れていくなのです!」



ヒデミは警官隊に連れていかれ波乱の一日が終わった。




□□□











「そんな事をやっていたのか」



事件から数日が経過し俺と学園長はテレビを見ていた。



どうやらヒデミが所属していたマスコミは、調べる為には外道な手をしていたらしい。



例えばその人の知られたくない内容を、記事に書くと脅したり俺の時のようにナイフで脅したりと、やりたい放題やっていたらしい。



「もうこの会社は終わりなのです!」



「そうですね」



ちなみに会長の家神宮寺家がこの事を重く見て、全力で調べるらしいなのでまだまだ出てくるでしょうと会長に言われた。



何故神宮寺家が全力で調べているかと言うと会長のお婆さんが、警官隊のトップだそうだ。



「これでこのような事件は無くなりますかね?」



「無くなるといいなのです」



俺と学園長はこのような事件が、無くなるよう心から祈った。


読んで頂きありがとうございます。

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